さくらんぼうが採れすぎて・・

「草を刈るか、さくらんぼうを採るか、悩むところだなー」(←夫)

このコロナ禍の中、そんなことで悩んでいるなんて・・・なんて幸せな(^^

明後日は雨との予報。草は待ってくれるけれど、さくらんぼうはもう完熟状態、これ以上は待ってくれない!ということで、さくらんぼうをとったらしい。

さくらんぼうは大木になるので、それに実がなった時は壮観だ。そして、その実はあちこちに「バケツで」配られる。職場にも学校にも、大きな容器に入れて誰かしらが持ってくる。

今回のさくらんぼうもそんな親せきの家の大木で、夫に電話したら、家族(その親戚の家族)総出でさくらんぼう採りをしていた。作業的にバケツリレーが行われていて、それらは我が家の台車の上に載せられた大きな樽にじゃんじゃんと運ばれて行く。

さくらんぼうが小さいのではなくて、樽が大きくて深い。

こんな大量のさくらんぼうを何にするのか?

お菓子?コンポート?料理の材料?…サワーチェリーと違って、さくらんぼうは意外に使いにくい。

今回はパーリンカという蒸留酒を作るのですねー(^^

パーリンカは出来上がったものを蒸留水で薄めて仕上げるので濃さは調整できる。だいたいアルコール度40度ぐらい?

今年は庭の杏が春先の霜で全滅したので、杏のパーリンカは作れない。それならいちじくにトライしてみるか…と言っていたところでのさくらんぼう。

自家製のパーリンカがあるというのはハンガリーの家にとってはちょっと自慢&話のネタになり、そして、何かの時のプレゼント・お土産にもなる。お客が来ても、お腹がいたくても、のどがいたくてもパーリンカ、プレゼントにもなり、なかなか便利なのです。

果物を樽に入れて発酵させる。種が下に降りて、実が溶けてしまったら、専門の機械にかけて蒸留させる?? もし、家に帰ることができたら、しっかり見てこようと思います!

今年の冬は、このパーリンカを家で飲めるのかなー。

そして、今年は大変だったねーと笑えるのかなー。

「終わり良ければ総て良し」となることを願いつつ、先ずはハンガリーに戻れることを何よりも願っているところです。

(とっているチケットがどんどんキャンセルになるのです。出発地が変更になったり、乗り換え地点でキャンセルが発生したり・・・。そうこうしているうちに第二派が来たら入国を拒否されるのではないかとか、帰れたはいいけれど今度は日本に戻ってきにくくなるのではないかとかいろいろ考えてしまいます。とにかく、家族に緊急なことが起こりませんように…願うのはそればかりです。)

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