アイデア2 シンボルマークを使って

皆さんの園は、子ども達にシンボルマークがありますか?

文字が読めない子どもたちが、自分のロッカーや靴箱、物などを見分けるためのものです。

これがあれば、0歳児でも自分の物が分かります。

シンボルマーク

ハンガリーの子ども達は乳児保育園や幼児保育園に入るとシンボルマークを選びます。何でも好きなものを自分で考える…というのではなく、空いている(まだ持ち主のいない)マークの中から選ぶことができます。

我が家の場合、長男は「家」、二男は「水玉のボール」、三男は「時計」でした。

子ども達が幼児保育園に入園する前には、タオルやシーツ、掛布団カバーなどにせっせとこのマークを刺繍し、服にもマークを書き込みました。すぐ最近のことのようですが、すでにもう20年ぐらい前のことでした・・・時のたつのは早いですね。

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新学期、新しい子どもたちが入園してきたら、このシンボルマークでカードを作って遊ぶことができますよ♪

色画用紙などでカードを作って、シンボルマークを描きます。二枚づつ作っておくと、いろいろとあそべます。

お互いの名前やマークを覚えましょう。

アイデア①

カードをめくったら、そのマークの子どもに渡します。

アイデア②

カードをめくって、でたマークの子どもの名前を言えたら、そのカードをもらえます。

いろいろに分けてみましょう

異年齢クラスだったら、年長さん、年中さん、年少さんで分けてみることができます。

男の子―女の子で分けることもできますね。

選んでみましょう

「食べられるもの」「乗り物」「植物」…と選ぶこともできますね。

年少でもできますよ。この時も、布やフープを置いて、分けたものをその中に置くようにすると分かりやすいです。

こんなあそびをしながら、一人ひとりの語彙や何を知っているか、何を知らないか、あそびを理解できるか…などを見ていきます。

メモリーあそび(絵合わせ)

二枚作ったらメモリーもできますね。

自分たちのマークでの遊びなので、「○○君のマーク!」といいながら遊びますよ。

年長向けに…数の課題

「上から三列目で右から二個目」(うばぐるま)

「下から二列目で左から一個目」(家)

といった具合に質問することもできますが、「列」や「右―左」という言葉を使うので、4月にはまだ理解できていない子どもの方が多いと思います。少人数、もしくは、個別に行った方がいいです。

年長児は、一年間を通して、右から〇個目、上から〇個目・・・・という課題も何度か行うことになります。

他にも遊び方を考えてみてください♪