環境、上手くできましたか~? その2

環境作りに慣れてきても、なかなか難しいのが机上。

特に、1歳のスタートの机上はどこの園でも悩むと思います。

しおどめさんの1歳児クラス・机上ビフォーはこちら。

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高月齢が多くて、よほど机上あそびに慣れていた0歳児の最後だった…としても、ちょっと多いかもしれません。

パズルも、形系のものが三つありますね。特に一番下の形はピースが多いので難しそう。

新学期、手あたり次第に試す子がいて、大人は新入園児に手を取られるだろうな…と思うと、この量はちょっと大変なことになりそう(^^;

右の段の一番の上の背の高い遊具は、床机上に引っ越した方が良さそうです(机の上で遊ぶと考えると、座った時、高い位置になります)。

右の一番下の段の右から二番目の容器には、絵合わせが入っています。これは他の園でも時々ありますが、絵合わせなら、カード落としにしないで絵合わせで遊んだ方が良いです。

その他、パッと見た時にどう遊んだらいいのか分かりにくいな…と思うもの、難しいかも…と思うものがありそうです。

で、ちょっと減らしてみました…と送って来てくださったのがこちら。

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減らしただけでも、ずいぶんと選びやすくなったと思いませんか?

パッと見た時に遊び方の分かる物が残ったのと、遊具の位置も入れ替えてありますね(^^

子ども達が上手に遊ぶようになったら、試しながら少しずつ増やしていけると思います。

もしくは、0歳であまり机上あそびをしていなかった、遊具を出していなかった…という園でしたら、この半分ぐらい…もしくはもっと減らして、まずは机の所に座って遊ぶこと、遊具の扱い方を教えましょう!

机上の周辺は、新学期に大変なことになる可能性の高い空間です。遊具の種類と量をよく検討しましょうね。

多すぎると思ったら潔く減らすことも必要なのですが、早々にあきらめないで伝え続けること(そして、片づけ続けること!!)も大切です。

こちらは2歳児の机上。


パズルも、紙の難しいもの(ピースの多い物)ではなく、あえて扱いやすい物をいろいろなテーマで揃えていますね。

持ち手つきではない木のパズルも入っていますし、簡単な紙の絵合わせも用意されています。

左の段のプラステンのようなもの(左、真ん中列の右)がバラバラしそうで心配ですが、きっと1歳児クラスでも遊んでいたのでしょう。

そして、2歳でも大切なのが、床机上のスペース。

特に新学期はとっても大切なので、広めに確保しましょうね。

ちょっと疲れちゃった子も行きたく雰囲気の空間で、とっても良いですね(^^♪


日本の至るところで、これを参考に環境を考え直した園があると思います♪

新学期のめちゃくちゃ忙しい中、アフターの写真も送って下さったしおどめこども園の園長先生、本当にどうもありがとうございました!!