3歳児のスタート 一斉は無理ですよ!!

三歳児クラスは幼児クラスのスタート!!…と、一斉での動きを考えていませんか?

無理です!!

一斉を頑張って大人も子どもも大変な思いをするよりも、小グループでの流れを考えましょう。

新学期でしたら、最大でも5人ぐらいのグループで、外へ出る場面、入室の場面、トイレ・・・など、一つ一つの場面の物の場所、手順を教えながら、誰がどれぐらいできるのかを把握していきます。

着替えの場所(座る椅子、ベンチ、敷物、空間などを用意した方がいいです)、物の場所、扱い方、手順(例えば、手の洗い方の流れの確認)などを一つ一つ教えていきます。

年のはじめに15~20人でバタバタと混乱した状態で動くよりも、ずっと早い段階で子ども達が流れや物の扱い、手順を覚えていきます。

食事も、一人ずつ呼んでスタートさせていく方が食事の状態を見ることができます。一人ずつ呼んで(座り方―食器の置き方、挨拶をすること、食具の使い方、などを見る)、一つの机が埋まったら、次の机の子どもたちも呼んでいきます。初めの段階では机二つ分の子どもをきちんと見るのが精いっぱいかな・・・と。

つまり、年度の初めには生活の場面での時間をしっかりと確保しましょう。最低でも一か月ぐらいはかけて丁寧に見ていきます。

新学期にクラスに関わる大人同士で確認しておくこと

新学期が始まってから「どうする、どうする」となるクラス、多いですよね?

日課、子どもの動きと大人の動き、物の場所…などは前もって考えましょう。

それぞれの場面で伝えることも、当たり前と思わずに一つ一つ確認しましょうね。

手洗いの場面「水を出して濡らしてから石鹸をつける。水を止める。手をこする。水で流して水を止める。水をきる。タオルできちんとふく」・・・当たり前のようでも、実際にはここが丁寧に見られている園はとーーーっても少ないです!!!

大人によって求めることが違うと、子ども達は「あの先生は怖いからちゃんとしよう」「この先生はいつも見てないから大丈夫」と大人によって行動を変える子どもたちが育ちます。大人によって求められることが違うと、子どもの方も戸惑いますしね。

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幼児の日課や環境作りは冊子「幼児保育の基本」にあります。ぜひぜひ、参考にしてください!!!