何のために遊んでほしい?

子どもたちが役割あそびの中でふざけてしまう、構成遊びが幼いように感じる・・・・という悩みメールを送ってくれたAさん。でも、ふざけてしまうにもいろいろ理由があります。

ふざけてしまいたくなるぐらい環境の変化がなくて、退屈しているのかもしれません。

毎日、毎日、「ふざける自分」を注意されて、それでもどうしていいかわからなくて「ふざけるしかない」状態なのかもしれません。

「きっとまたふざけるだろうな」という大人の目に、期待通りにふざけてくれているのかもしれません(これ、意外に多いですよ。大人が先入観を持っていると、子どもはその通りにふるまってくれます)

発達的に、本当に課題があるのかもしれません(いろいろなことをきちんと見ていない、記憶できない、思い出せない‥‥いろいろなことが頭の中でつながっていない・・・)

どこで褒められるかな…生活面ではどうかな(ちゃんと見てあげているかな?ここではほめてあげているかな?)、ほかの遊びに誘ってみたらどうだろう?何なら喜んでくれるかな?と、ふざけてしまう場面以外での働きかけを考えるといいかもしれません。

構成も幼くて、町みたいなあそびに広がらないんです…という悩みも時々聞きます。

でも、ちょっと待って!すごいものを作るのが構成遊びの目的ではないですよ!!

それよりも何よりも、いろいろな形や素材を組み合わせを試しながら形を楽しみ、何かが出来上がっていくことを経験することが大切!そして、自分で作り上げた形や場面であそぶことが、構成遊びの楽しいところです。

ひかり泉こども園(岐阜) 3歳

いろんなものを組合わせていますねー。積み木、デュプロのブロック、雑貨、人形、板・・・・そして、子どもなりの想像の空間を作って遊んでいます。

こんなあそびをしながら、形を認識し、空間を把握し、物と物の関係を理解し、手先を使い、思い出し、想像力を働かせ・・・・と自分に必要なことを練習していきます。

子どもによっては、それが街だったり、飛行場だったり、船の中だったり、家だったり…と様々で、でも、もし、5歳児で3歳児のようなあそびをしていたとしても、それがその子の”その時の発達”ならば、大人はその子の姿としてみていけばいいのです。(と同時に、どんな課題があるのかな?どんなことを働きかけたらいいかな?は考えていきます)

「構成遊びですごいものを作った=すごく発達している」という意味ではないので、ここ、誤解がありそうなので要注意です。

ひかり泉こども園(岐阜) 5歳

ダイナミックに大きなものを作る子もいれば、ストーリー性のある遊びをする子たちもいます。よーく見てくださいね、ここにいる人たち、なにしているか分かりますか?ひもでつながれた犬と飼い主もいるんですよ(^^)右の人は鉄棒している?? 各コーナーに置かれたどんぐりは、何でしょうねー

いろいろなものを組合わせて空間を作り出していますね。丸や四角を囲むことで、形の認識をする練習をしていることにもなります。

こんな風に場面を作る子もいれば、積み木あそびをしない・できない5歳児もいます。すべて、子どもに関するサインとしてキャッチし、”私たち大人の課題”を考えていきます。

悩み相談を送ってくれたAさんは、「子どもに遊んでほしいのは、その子たちが幸せに生きていってほしいからですものね~」という返事をくれました。

本当です!!忘れがちですね~。

どうしてちゃんと遊んでほしいのかと言ったら、きれいな、上手な遊びをしてほしいからではない!!将来、すべての子どもたちに幸せになってほしいから。

ここ、ちゃんとつなげて考えたいですね♪

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