アイデア3 保育園を知ろう「おつかいあそび」

幼児クラスの子どもたち、落ち着いてきましたか?

すでに何年も園に通っている子どもも多いとは思いますが、子どもたちが観察する力、気が付く力は年々変化しています。

「こんなこと知っているだろうな」と決めつけず、違う視点を提供していきましょうね。

年度の初めに行うととっても楽しいのが「おつかいあそび」。

・・・

大人「今日は、皆におつかいに行っもらいます。今から、私の言うことを見てきて、みんなに教えてください。」

お願いすることは・・・

「給食の先生は、何人いますか?何をしていますか?」(廊下などから見れる場合)

「園長先生に、どんな仕事をしているか、聞いてきてください」

「職員室には、どんな先生がいますか?何をしていますか?」

「用務員さん(掃除のパートさん)に、どんな仕事をしているか聞いてきてください」

「赤ちゃんたちは、何をしていますか?」

「赤ちゃんの部屋にはどんなおもちゃがありますか?」

「玄関の花は誰がお世話しているか、事務所の先生に聞いてきてください」

「園庭にはどんな花が植わっていますか?」

「靴箱の靴がきれいに並んでいるか見てきてください」

などなど。

保育園にはたくさんの大人がいて、仕事をしていること。

保育園には、いろいろなものがあること。

各年齢で、遊具などが違うこと。

そんな、普段あまり意識しないようなことをよく見るあそびです。

そして、見たり、聞いたりしたことを覚えて、皆に言葉で伝える、楽しいけれど、簡単ではない課題です。

個人にお願いすることもできますが、ペアや、異年齢だったら大きな子と小さな子の組み合わせでもできると思います。

一度にクラス全員の子を送り出すと大変ですし、報告を聞くのも大変なので、3グループぐらいずつ見に行ってもらって報告をお願いする、を何回か繰り返しても良いかもしれませんね。

待っている子どもたちとは、園長先生のお仕事って何だろうね?赤ちゃんの部屋には何があるかな?と予想をすることもできますよ。

ぜひお試しを!

注:他の職員、見に行ってもらう先の大人(給食、事務室、など)には、子どもたちが行くことを伝えておきましょう。そうでないと、「何でうろうろしているの??」と不審がられてしまうかもしれません(^^;