一緒に遊ばないからできること

すみれ保育園(栃木 小山市) 4,5歳異年齢クラス 7月

動物園??と見ていたら、シフォン布を持った子が・・・

「雨が降ってきました!」

「雷もなっています!!」

どうやら、水色が雨で、黄色が雷の稲妻のようです。

その次には、グレーのシフォンを持ってきて曇りに。次には赤を持ってきて、無事に晴れました。

あそんでいる子達は、雨が降ろうとも、雷がなろうとも、気にならないようで遊び続けていました(笑)

先生はそばで「へー」と感心しながら「その青は雨なの?黄色は?」と聞いてあげていました。

声をかけてもらって、それに答えるだけでも、子どもの頭の中で何かが動き始めます。

こんなあそびができてしまうと、残しておきたくなりますよね。

このクラスでは、課業の時には残しておきましたが、毎日体操を部屋でやっているのでその時には片づけていました。

(片づけるから、新しい遊びが生まれて、どんどん上手になっていくのだと思います)

で、その後のお昼までのあそび、どうなったかなーと見に行ったら・・・

釣り堀ができていました(^^

釣り堀の子は「つりぼり○○」と名札をつけていましたよ。大人がササっとこういうところで対応しているのでしょうね。

子どものあそびを見ながら、ちょっとしたことを援助していくの、とっても大切です!!

これが、あそびが変わっていくか、マンネリ化していくかの別れ道となるところですね。

「お父さん、釣り堀行こう」と言って、お客さんも来ていましたよ。(^^

「典型的な役割あそび」をイメージしてあそびに行き詰まってしまうクラスも多いと思います。でも、子ども達の世界はもっともっと面白いはず。大人が、そんな面白い世界(ちょっとした物の配置や言葉)をキャッチできるといいですねー。

一緒には遊んでいないけど、ちゃんとその場にいて皆のあそびを見ているからできる援助、このコツをつかめるといいですね!