おかあさん?おばあちゃん?

「女性は年をとるとスカートをはくようになる」

珍しくスカートをはいた私に対しての、夫のコメント。

え、そうなの??

でも、確かにハンガリーの女性は若いころはズボンが多くて、年がいくとスカート率が高くなるかもしれない。

で、私は年をとった人の部類に入っている…だから、スカートをはいた、となったわけ??笑っているから冗談のつもりらしいけど、冗談にならないって!!

「ねー、ねー、だれのおばあちゃん?」

日本の保育園に行くと、時々子どもに言われてガクッと来る。確かにおばあちゃんでもおかしくない年齢ですけどね。ハンガリー語にはいわゆる「おばちゃん」という言葉はなくて、大人の女性はみんな「ネーニ」(18歳でも子どもにしたらネーニ)でひとくくりなので、こういう年齢を感じさせる言葉にあまり免疫がない。

「もしかして、○○先生のお母さん?」

○○先生、わたしとそんなに年齢変わらないでしょ!!

ますますガクッと来る。

でも、「あのさ、誰のお母さん?」と聞かれると、ちょっとちょっと君は大丈夫か?どう見てもお母さんに見えないでしょ、お世辞言ってるわけじゃないだろうし・・と心配になる。

誰のお父さん?とかおじいちゃん?と聞かれたことはない。当たり前のようだけど、子どもの中では自然と女性と男性がカテゴリー化され、その中でも、年とった女の人と若い人がいる、おかあさんとおばあさんがいる…とまた小さくカテゴリー化されていっているのは、よくよく考えてみると、誰も教えていないのにすごいことだなーと思う。そして、こんな見かけの、そして、保育園に来ている女の人はおかあさんかおばあさんだろうな、と当てはめて予想を立てている。

年とった女の人、おばあちゃん、おかあさん…たくさんの、いろんなタイプの人を見ていくうちに「女性」という概念が出来上がっていく。女の人には共通点があって、でもいろんな違いがある。誰かのお母さん、誰のおかあさんでもない人、働いている人、赤ちゃんと家にいる人、若い人、年とった人、背の高い人、太った人、髪の短い人、目の青い人、お化粧をしている人ーしていない人、スカートをはく人、スカートが嫌いな人、静かな人、良くしゃべる人・・・無意識に経験していることを、女の人でもいろいろだねーと話すだけでも、子どもたちは意識し始める。「じゃあ、男の人もいろいろかな?」「子どもだっていろいろだね」と考え始める。

そして、「みんな人間だね」ともっと大きな概念が出来上がる。

世界にどれだけの共通点と違いがあるか、教えていくのは保育士さん達ですよ♪。

おかあさん?おばあちゃん?” に対して2件のコメントがあります。

  1. ばるこ より:

    日本は逆に歳をとるとスカート率が凄く下がりますよね・・・なぜだろう?!
    先日テレビでマツコデラックスさんを見てもうすぐ3歳の2歳児が「この人、男の人?女の人?・・・なんかヘンだねぇ、、」と勿論差別的ではなく素朴に感じた疑問を口にしていました。
    「男の人なんだけど、お化粧したりスカート着るのが好きな人だよ。そういう人もいっぱいいるんだよ」と話しました。
    性同一性障害やトランスジェンダーの方達の苦悩が昔より取り上げられるようになって、そのような方達がテレビでよく出るようになったように感じますが、それが今度は極端に比率が上がりすぎているような気がしてそれも少し変な事だなぁと思います。それがあるからテレビに出ているというのは、やっぱり差別の助長になるのではと思うのです。
    (マツコさんはそれと関係なくお話が面白いから出ているのだと思いますが)
    話それてますか?すみません・・

    1. kuruminoki より:

      一般的なことというのか、基本的なことというのか、普通というのか、そういうことを伝えつつも、でも、例えば、色んな人がいるよね、という感覚も普通になるといいなーと思います。いろんな人が、特別視されることもなく、困難を感じることもなく、”普通に”生活できる社会になるといいなーと。
      見かけが変わっているから、発想が変だから、突飛な行動をするから・・・・・そういう人たちばかりがマスコミで面白がられる社会って、それに慣れていない立場から見ると確かに逆差別的に思えます。それがその人たちの個性だとしたら、変でも面白いことでも何でもないんですけどね。自称「私って変」という人がやたらと多い社会・・・なんでなんでしょう??(サ)

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