鶏の解体
鶏の解体を見せてもらいに100キロは慣れた友人の元へ。子供たちがどんな反応をするのか?大人の私も初体験でドキドキです。
鶏の解体するけど、来る?」
友人から連絡が入った。
万障繰り上げて駆けつけます!というのはこのことで、全ての雑用をそのままに、三男と共に100キロ離れた友人宅に向かった。かねてから、田舎で生活するからには、これだけは覚えないといけないな・・・・と思っていたのが鶏の解体。
解体はともかく、しめるところが辛いだろうなと思っていたら、やっぱりそうだった。首を切られても、鶏はしばらくバタバタと苦しみまわる。その数分間が、なんとも長く、生き物の命をもらって私たちが生きていることを思い知らされる。だからといって、可哀想だから食べないのではなく、だからこそ、きれいに大切に食べさせてもらおうと思う。
さて、血抜きをした鶏の羽をむしると、お店でも並んでいる姿になり、ちょっと安心する。ここまで来れば、あとは自分でも何とかできそうな気になる。
友人のご主人Mさんは解剖の授業さながら、子ども達に内臓を一つ一つ出しながら説明してくれた。子ども達も、気持ち悪いというよりは、興味深く見入っている。
初めて鶏の解体を経験した三男だが、友人の子ども達が自然にそこにいるので、自分も違和感なく見ることができたらしい。
解体した鶏は、そのまま濃厚なスープとなって私達のお腹におさまったのだった。