自由と秩序
ここはホッケー場。観客席もある。構成あそびと役割あそびが組み合わさったあそびの、分かりやすい例。
幼児保育園の自由あそびの光景。ここにある写真は、すべて同じ日の、同じ時間に部屋で展開されていたあそび。
お米の中に隠された石(同じ色!)を探しています。感覚器官を発達させる遊びです。お米のほかに、おがくずや砂でも。
描画・制作コーナーで。自由あそびの中での制作。自由に作ることもできるし、保育士の用意した活動を行うこともできます。
後ろの棚には制作で使える道具や材料が並んでいます。
魔女の台所? 前日は謝肉祭。このクラスの仮装のテーマは「お話の登場人物」。ここは、どうやら魔女の家だったようです。
自由あそびの中での運動あそび。この空間ではいつも何か体が動かせるようなものが用意されています。この日は運動あそび用の台車。座って進んだり、腹ばいで進んだり、前後、左右、工夫次第でいろいろな動きができます。約束事は、台の上に立たないこと、この絨毯の上で行うこと、危険でない使い方をすること、一緒に遊んでいる友達に気を配ること。
保育士は、すべての場面をつきっきりで見ているわけではありません。それでも、子どもたちがその場、その場でトラブルもなく遊んでいるのはなぜでしょう?それは、クラスにしっかりとした約束事があるから。
どれでも好きなように、好きなだけ遊んでいいけど、必ず守らなければならないことがあります。
使ったものの置き場所をみんなが知っていて、使い終わったものは元に戻すこと。遊具をこわさないように扱う。友だちのあそびを尊重する。危険がないように気を付ける・・・などなど。
自由と秩序、どの保育園でも大切な、そして、なかなか大きな課題です。