勉強会・園内研修のテーマ
乳児会議・幼児会議・園内研修…楽しくできますか?(笑)
できてない園、多くないですか?
シーンとしてしまったり、なんだかやたらと小難しい話しになって、実際の保育とのつながりが分からなくなってしまったり・・・。
テーマを少し具体的なものにしてみたらどうでしょう?
例えば
「コーナーがあって良かったこと」
「どうしてコーナーがあると良いと思う?」
で、ここで大切なのは、本に書いてあったことは一回忘れよう!!ということ。
決して、どこかの本に書いているような回答ではなくて、実際に保育の場面を思いだして上げてもらうことがポイント!結果として
「だからコーナーって必要なんだー」
という話につながっていくはず。
話し慣れていないメンバー、今まで、発言が少なかったメンバーの場合は、どんどんふっていくことも大切です。その場合も、相手によってはできるだけ具体的に聞いてあげると良いと思います。
「もし、2歳にコーナーがなかったら、子どもたちはどうしているかな?」
「コーナーがなかったら、先生たちは、何を見て子どもたちを判断しているんだろう?」
「○○君、もしコーナーがなかったら何していると思う?」
他にも、
「コーナーがあるから難しいことって何?」
なんてことも話せます。
ここでのポイントも、答えを出すことではなく、とにかく話すこと。でも、だらだらと感想を話すのではなく、一つのテーマに沿ったことをポイントを絞って話す。(←この練習しましょう。保育士さんたち、ポイントを絞って話すのかなり苦手です。)
話しを進めていくのは主任さんが多いと思います。「?」という発言があっても、そういう風に考えているんだーというサインとして捉えましょう。
「コーナーがあるとおもちゃが散らかる」
主「まあそうだねー、おもちゃなかったら、散らからないね・・・遊べもしないけど」(笑)
「年長はコーナーはいらないと思う。就学に向けて机での作業が大切!」
主「就学に向けてって、一年間、机に向かって何するの?」
きっちりとした答えにつなげようと思うと、会話がしにくくなっていきますし、途端に空気がかたくなります。会話しながらみんながいろいろな視点・立場から考えられるように。ただし、はなしをすすめている人の中には柱がないと、とんでもない方向に話が進んでいくので要注意です。
毎日体操をしている園であれば「毎日体操を始めて変わってきたことある?」
「お世話のコーナーで見れたことあげてみよう」と、0歳から5歳まで話してもらえれば、お世話あそび―役割あそびの変化が自然と感じられるはずです。
「去年の園庭遊びの変化」を思いだして表にしてみる。…あら、ほとんど何も変わっていない(^^; ○○ちゃん、ほぼ一年間砂場にいたかも・・大人も大してなにもしてなかったね・・・ など、気がつくかもしれませんね。
「私はコーナー保育が大切だと思う」「運動あそびは大切」という、”私の思い””園の思い”ではなく、具体的な子どもの姿を出していくことがポイントです。
子どもが少ない今、大人だけでの話し合いの時間を持ちやすい園もあると思います。
「会議」「研修」だからと言って堅苦しく考えすぎず、まずは、一人一人の気がついたこと、考えていることを出し合えるような場を作っていけると良いですね。