あなたの常識とわたしの常識
「あのさ、もう少し早く帰ってきて、もう少し早く寝て、もう少し早く起きたほうが良くない?」
毎晩友達のところに遊びに行って、夜中(朝方?)帰ってきて、昼頃(昼過ぎ?)に起きてくる次男に言ったら、大真面目な「どうして?」という返事が返ってきた。
夏休みだし、友達も暇だし、夜中にアメリカンバスケの中継があるから一緒に見たいし…それがどうして困るわけ??…ということらしい。
あまり本気で聞かれたので、どうしてだ?とつられそうになった。
「違う、違う!!」「人間としての普通の生活リズムってものがあるでしょ、家のことだって手伝ってほしいし!!」
「・・・」
・・・多少なりとも通じた・・・??
別の日。
「いい加減に部屋を掃除しなさい!!」と怒ったら(これも次男相手)
「どうしてお母さんが困るわけ?」
・・・脱力。
私が困るとかそういうことじゃなくて・・・でも、こういう人が、こういう保護者が増えていく…増えているってことなんでしょうかね。
めちゃくちゃな思春期を送ってくれた長男の時も「子育てをなめるなよ、まずは自分が子育ての大変さを学べ」ということなんだろうなと思ったけれど、次男はまた違うパターンらしい。
三男に「まともな思春期を送ってくれてありがとう」と言ったら「まともってことは、実はまともじゃないのかもしれないね」と。まともじゃないのがまともな思春期なんだと思うよ、という意味らしい。君はそっち方面からくるわけ??
次男の誕生日ケーキ。長男に飾り付けを任せたらこうなった・・・その名も「カオス」。
次男は嬉しそうな顔をしながらも「今お腹いっぱいだから、あとで食べる」
こういう時は、一口でも食べて「美味しいね、ありがとう」というのが常識でしょう!
みんなが食べているのを嬉しそうに見ていたから、常識がないというよりは「自分に正直すぎる」(お腹がいっぱいなのに食べてもおいしくはない。それなら、お腹が空いている時に食べたい)のでしょうか。
海外ではよくある事なので(お客に行った先で出てきたものでも、食べたくなければ食べない)、私の常識が必ずしもみんなの常識ではないってことだと思えばいい?・・・となると、親として日本人の私が教えるべき常識って何なんだ…??と、日本とハンガリーの間でいつも混乱しているのです。