全ての年齢が楽しい!
おたよりの冬号は、「各年齢、ここが楽しい!」です。
年明けから、次年度のクラスが気になり始めますよね。
時々耳にするのが、希望しないクラスの担任にさせられてしまった…という話。
でも、どのクラスだって楽しいですよ!!ということを強調したくて取り上げたテーマです。
0歳児の楽しさは、人間としての出発点を目の当たりに日々見続けられること!!
1歳児は、とにかく練習遊びを繰り返します。何度も何度も同じことを繰り返し、何事にも一生懸命!
2歳児は、なんだか、3歳よりもしっかりしているように見えることがありませんか??何でしょう、2歳児特有の頼もしいしっかりさ。それ故に、大人はいろんなことを求めてしまいますねー。
3歳児は、クラスとして「大変!」と思うことが先立ってしまいますが、実はとっても可愛い年齢です!!生活の場面、あそびの場面、よく見てください。とってもかわいいことをたくさんしています。
4歳児はとにかく面白い!!動ける、話せる、そして、いろんなことが繋がり始め…考えるよりも前に行動してしまうから怒られる場面も多発する(^^; でも、とにかく楽しい年齢です。
5歳児は、冷静に考え、行動し始めます。大人と一緒に活動を考えてくれるし、体も頭も回転が速くなっている。あそびもダイナミックで緻密になり、細かなことまでよく見て表現し始める・・・
…というようなことを、もっと細かく書き出してみました。
是非とも、年度末、自分のクラスを思い浮かべながら読んでみてください。
担任発表があった後にも、「ここがポイントになるのね」と読んでおくといいと思います。
こういう楽しさが見れるようになれば、保育はもっともっと楽しくなると思うのです。
「楽しい」は笑えるような、微笑んでしまうような「楽しい」だけではないですね。子ども達の成長に気が付いたり、「そうか、ここを援助してあげればいいんだ」と分かったり、「子ども達がもっと遊びやすい保育室、どうしたら作れるかなー」と考えたり、全部が楽しいですよね?・・・ね??
岡山セミナーの全体会のテーマは「発達って何だろう?」です。難しそうなテーマですか?でも、各年齢の楽しさが分かるって、発達が分かることなんです。
「発達を見て」「発達をちゃんと把握して」「発達に合わせて環境を…」とか言われ続けていると、「ハッタツって言われても分からないしーーー」とトラウマになりかけて人もいるかもしれませんね(^^;
でも、生活や遊びを通して発達を見ると、子ども達一人ひとりのことが分かって楽しい。子ども達のことが分かれば、保育士としての役割も見えてきます。
お医者さんが患者さんの症状を見て「分かりません」と言っていたら仕事になりませんよね。
保育士だって、子どもの姿を見て「分かりません」では仕事になりません。
お医者さんはつらい思いをしている患者さんを見ますが、保育士は楽しく遊んでいる子どもたちを見れる。
楽しく、子ども達の発達を学んでいきましょうね~。