4月1日!!

エイプリルフールではないですよ。新学期です!

でも、今日は、まるでエイプリルフールでだまされているかのような、なんだか信じられない思いでクラスを見ていた一日でした。

・・・

この日から新しい部屋でスタートできたクラス、どれだけあるでしょうね。

今日(4月1日)行った園は、新しく園舎を作ったので、今日、新しい建物に引っ越して、今日、新しいクラスで生活を始めたという園。

さすがに、新しい園舎への引っ越しだし、職員も半分ぐらい新しいというので、きっと最初から全部一緒に考える感じかな??と思って行ったら、環境も日課も完ぺきで、私の仕事はほぼなし(笑)。ただただ感心して「すごいねー!!」と言って帰ってきました(^^

何よりもびっくりしたのが、朝から全く普通に過ごしていた3歳児たち。今日、この部屋に初めて来たというのに、まるでいつも過ごしているかのように遊んでいました。

以前の保育室でも遊具があって、空間がちゃんとあって、そして、あそびの約束事があって、そして、あそび方も知っているので、それを新しい環境で応用するだけなんですね。

それにですね!!絵の具。

グローバルキッズ松陰神社前園(東京都)(3歳児クラス)以下全て同じく

新学期の3歳児クラスで、絵の具を自由あそびの中で使わせる勇気のある園は、たぶん、日本中でもあまりないと思います。

絵の具だけじゃないんです。ハサミも。

新学期からハサミを出すのも、勇気がいりますよねー。

でも、見ていると、子どもたちは新しい環境で、いつもとは違う場所に置かれた道具をちゃんと探して使っていました。つまり、絵具、水入れ、筆、タオルを自分で用意し、自分で水を入れ、使い、そして、自分で片づけていました!!!!!びっくりでした~~~。

先生に聞いたら、二歳の後半で使い方を伝えていったそうです。

ハサミは、2歳の3月で始めたそうですが、上手に使っていました。

同時進行で粘土を使っている子たちもいたので、机の上では、水彩、ハサミ、粘土が同時進行で行われ、でも、自分たちで片づけて―手を洗い、違う遊びに移っていっていました。

新学期にちゃんと物の場所が決まっていて、こういう風に使ってねということが分かる配置。きっと2歳児クラスでもこんな風に置かれていたのでしょうね。

子どもたちは、「どこにあるかな」と見渡して「あ、ここにあった」という感じで、ごく普通に道具を手にとっていました。

道具も、こんな風に置かれていました。横にあるタオルは、筆をふくタオルで、子どもたちはここからとって、使い終わったらちゃんと干していました!

水入れも、使い終わったら水を捨てて、うつぶせにして置いていました。

2歳でどれだけ丁寧に教えていたのか‥‥と本当に頭が下がりました。

物の置き方を分かりやすくし、そして、大人が最初の段階でしっかりと伝えれば、子どもたちはちゃんと覚えて、その通りにしてくれるのですね。

4月1日に、しっかり環境を整え、クラスの約束事や大人と子どもの動き方などを考えてスタートすれば、子どもたちは当たり前のように新しい環境に合わせて過ごしてくれるんだなー、2歳児のあそびや活動は大切だなーと、再確認したのでした。

(前もって、それも、数週間も前の引っ越しは、本当に意味がないんですよ・・・)

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