子どものあそび、援助する?どこまで?
子どもの遊びにどこまで関わるか、悩む方、多いですね。
その判断のためには子どものあそびをしっかり見る。これしかないです。
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動物たちの家と街?を作っていた4歳の子ども達。
動物たちをあちこちに配置しているうちに、ゴリラもどこかに置きたいな…サルと言えば木でしょ、と思ったようで、プラスチックのヒョロヒョロの木にぶら下げるけど、どう見てもゴリラの方が大きいので木は倒れてしまいます。
あきらめそうになったところで、保育士が「これで木を支えてみる?」とアイデアを。それだけ。
その後、保育士さんはひいて、どうするのかなーと見ていました。
そうしたら、サルだけじゃなくて、木には鳥もとまるね…と鳥もやってきましたよ。
アップで見るとこんな感じ。こうしたかったようです。よかった(^^
確かに、この木ではゴリラとインコの重さには耐えられませんね(笑)
このアイデア、子どもの中には構成あそびのバリエーションとして残るはずです。
子どもが自分で考え、解決するから自立していく、主体的に遊ぶようになっていく!というのは確かだけれど、子どもがしたいと思っていることに沿いながら援助していくのは、悪くないどころか、必要なことです。
子どもたちがどんなことを会話しているかな…何を考えているのかな・・・をよーーーく見てみて下さい。
きっとあそびを援助したり、声をかけるきっかけがあるはずですよ。
近くで、その子達とは別に動物たちの場所を作っていた子ども達。
面白いところに牛が(^^:
決まりきった「牧場」ではない辺りが面白いけど、この子の中での牛のすみか事情も聞いてみたいところです。
単純に「ここに牛がいるんだね」と言ったら
「あ、逃げていってしまう!」と言って草の周りを囲んでいました。
関心を持ってもらうと子どもたちも考え始めたり、していることを言葉にしたりします。
「子どもの世界を大切にする」「子どもの内なる言葉を大切にする」ということはあったとしても、こんな風に子ども達が遊ぶ環境をちゃんと作っている園だったら、子ども達の世界も大切にしているはず。
ぜひ、声をかけたり、聞いたりしてみて下さいね!
意外な回答が返ってくるかもしれませんよ(^^