今できること
新学期まであと一週間。
つまり、まだ一週間あります!
新規採用の先生がすでに入っている園もありますね?
何となくクラスに入って子どもを見たり、手伝ったりして過ごすのではなく、今だから見れることを見てもらいましょう。
もし、クラスを移動していなければ、一年で一番落ち着いた状態を見てもらうことができます。
その状態を見ながら、日課の流れや環境について説明することができます。
(何も知らない相手に、説明、できますか?知らないのは相手が悪いわけじゃないですよ。知らない人に分かるように伝えていくのも私たちの仕事です。)
あそびの中での大人の動きが上手くいっているクラスがあれば、そこを見ながら大人の動きを説明することもできます。
新学期以降、実際にクラスで働いている中で、動けない、動きの悪さを指摘されても意味が分からないことがほとんどのはず。
今だったら、子ども全体を見ながら必要に合わせて動くことを実際の職員の動きを見ながら説明できるので、新しい先生たちも理解しやすくなります。
主任さんなどが忙しくて説明できない場合は、
「あの先生がどう動いているか見てください。
どんな時に子どものところに行っているか、どれぐらいそこにいるか、どのタイミングで離れるか。クラスの子どもたちにどんな風に関わるか、声をかけるか、あそびを提案するか、何か教えているか…なども書き出してください。
もし、声が聞こえるようなら、話していることも書き出してみて下さい。」
「クラスの子どもたち一人ひとりが何でどんな風に遊んでいるかを書き出して下さい。その中から、何人かを選んで、30分の間にどんな遊びをしたかも書き出してください。」
と、課題を出すこともできます。
後で必ずどんなことが見ることができたかを話す時間をとるようにします。
育児の場面に関しても同じです。
「どのタイミングで援助している?
どんな言葉がけをしている?
みんなに対して同じ関わり方をしている?それとも、個々に合わせている?
体を押したり手を引っ張ったりしている場面はある?・・・」
などなど。
新学期が始まると、丁寧に教えていく余裕も、そして、教えてもらう方にもキャッチする余裕はなくなります。
次年度の準備で慌ただしいと思いますが、新しい職員には今だから教えられることもたくさんありますよ。