マニュアル保育の落とし穴

新しい職員に保育を伝えるのって、大変だし、根気がいりますよね~。

特に、それが担当制のように、あまり知られていない方法だったり、”違った担当制”だったりすると(^^;

だから、マニュアルを作って、とりあえずはこの通りにやって!っとしてしまえば楽、と思いますか?

一部の園では導入されている、マニュアル。

確かに、すぐに形ができますが‥‥でも、マニュアルはマニュアル。

特に、言葉がけまでがマニュアル通りの場合・・・

この方法をとっている園だと、どこの園でも、どんな状況でも、相手がどんな子どもでも、保育士がどんな人でも、どこでも同じ言葉がけになります!!

日本全国、どこの園でも同じ!!!

これを見るのって、ぞーーっとしますよ~~~。

私たちは人を育てています。その人・・・子どもは、日々成長し、その時々のいろいろな状況で私たちに向き合ってくれています。

それなのに、大人の方は常に、365日、マニュアル通りの言葉がけ???

マニュアル通りの言葉がけはすぐに辞めましょう。

子どもが大人の言葉を受け付けなくなります。

いくら言葉がけが丁寧でも、そんな機械のような相手といて楽しいはずがありません。

そんな大人を、自分を理解してくれて、自分を受け止めてくれて、新しいことをいつも教えてくれる相手として見てくれるはずがありません。

どんなに大変でも、一つ一つ、どうしてそうしているのかを新しい先生達にも伝えましょう。

言葉がけについても、どんな風に言葉をかけてほしいのか、どうしてなのかを伝えましょう。

相手に合わせて伝える方法、手段を学ばなければ、保育なんてできませんよ~~!!

大人を育てるのも根気です。もしかしたら、数年かかるかもしれませんし、その間に辞めていくかもしれないし、でも、もしかしたら数年後には頼りになる職員になってくれるかもしれません!

子どもの成長も嬉しいけど、大人が成長していってくれるのはもしかしたらもっと嬉しいことかもしれません♪