図鑑を見る・・・ただ見る?何を見る?

ほずみの森こども園(岐阜県瑞穂市)3歳児クラス10月

図鑑の見方の上手な子が多くなった気がします。

昔から図鑑を眺める子が好きな子達はいたけれど、実際のものと比べて見たり、図鑑みながら会話し合ったり、討論したり、丁寧に写真や図を見ている場面をよく見かけるようになりました。

上は図鑑と本当の虫を見比べながら長いこと討論していた三歳児。

黒野こども園(岐阜市)3歳児

こちらは、サルの写真を見ながら格好を真似していましたよ(^^

黒野こども園(岐阜市) 5歳児クラス 

ここは・・・

収集コーナー。その時々のテーマの本などなど。

もちろん、その時々で関心を持てる対象のある子もいるけれども、必ずしもみんなではありません。

特に興味を持つ対象のないまま過ごす子ども達もたくさんいます。

もし、クラスとして取り上げているテーマがあれば、子ども達は興味を持ってくれます。

もちろん、子ども達は自分の体験したことを遊んだり、自分の関心を独自で深めたりするので、大人のテーマに縛られるわけではないですよ。

プラスで「こんな世界もどう?」と大人がすすめている感じかな。

大切なのは、興味や関心の対象がだんだんと広くなり、深くなり、関連付けて考えられるようになり、持続するようになること。

知的好奇心を支える認知能力も、とっても大切。

非認知能力さえあれば大丈夫!!ってことはまずないです。

それでは社会で生きていけない(^^;

よく、非認知能力はとっても大切で、そのためにも遊びを‼!と言われるけれど、でも、この時のあそびって何を指しているのかなーといつも思います。

子どもにとっては、こうして図鑑を見たり、本を眺めることだってあそびです。

自ら興味を持ち、自ら視点を探し、現実での経験と繋げ、言語化し、相手に伝え、新しい関心を見つけ出し、また調べ・・・根気強さ、仲間との協働、言語コミュニケーション、相手への共感、経験したことのない広い世界への関心・・・・図鑑を眺められるようになるにも、そこまでの発達があります。

すべての場面で認知能力・非認知能力が発達していく…と考えると、頭にも体にも、バランスよく働きかけたいですね♪