冬だから!

冬、寒い地方の動物たちはどこで何をしているんでしょうね~

これは、ワークペーパーと同じで、線をたどる課題。

でも、動物の足跡だから、楽しい。

簡単だと思いますか?

追視、注目が難しい子、形の認識が難しい子は交差しているところで違う足跡の方に進んでしまうかもしれません。

「あら?」と思ったら、分かりやすい足跡、もしくは、線だけのでも試してみましょう。

子ども自身が「できない」と感じる必要はないので、あくまでも楽しいあそび、でも、大人はそこから発達のサインを読み取る、と思ってくださいね。

もし、年長さんで「あら?」と思ったら、確認したいこと。

・利き手は決まっている?

・右手で左肩を触る、左手で右ひざを触る…と言った、右側と左側を一緒に使う動きはスムーズ?

・豆袋やボールを体の周りで持ち替えながらまわすのはスムーズ?

・方向の理解は? 自分の体との関係での前後上下左右間(人形を体の前に置いて、後ろに置いて、足の間に置いて、体のとなりに置いて・・・)、物に対しての前後上下左右間(人形を机の下に置いて、椅子と椅子の間に置いて、机の前に置いて・・・など)

注目することが難しいのか、身体像が育っていないのか、空間認知の課題なのか…いろいろあり得るので、とにかく楽しみながら練習できるあそびを提案する!です。

こんなあそびも楽しいですね!

いいフィギアじゃないと、足の裏の模様までちゃんとついていないような気がしますが・・・(^^;

粘土の反対側にエサのようなものを置いて、ここまでまっすぐに歩いてこれるかな?

と、丁寧に足跡をつけながら真っすぐに進むように課題を出すこともできそうですね。

集中することが難しい子、丁寧さに欠ける子、力の入れ方が難しい子・・・年長さんにいますよね。

あと三ヶ月で小学校。

課題があるから、それを練習させないと‼!と大人が焦らないこと。

ぼくはできないのかな?と不安になってしまうと、小学校にすすむのも不安になって可哀そうです。

遊びながら、楽しみながら、いろんなことを練習できるようにしましょう。

他にも森みたいな景色を作ると、足跡と動物たちの組み合わせで動物たちは何をしていたのかな?とか、どこに隠れていると思う?とか、いろいろ会話しながら遊んだり、会話したりできるものが作れそうですよ。

年長さんは知識も語彙もあるので、3歳、4歳とは違った会話ができます。

会話することで、もちろん新しい語彙も増えるし、何よりも“話す”練習になりますね。

話すのが苦手な子には、個別に声をかけてみたり、仲のいい子も一緒に誘ったりして会話することもできますよ。