一番うれしい・・・大人の成長💛
子どもたちの成長はもちろん嬉しいけれど、大人が成長していっている姿を見ることができるのはもっと嬉しいです。
大人を援助し、成長していけるように働きかけるのは、子どもへの関わりよりも根気がいります。
子どもは、周りの頑張り次第で1年もすれば大きな変化を感じられるようになりますが、大人の場合は数年かかります。
何しろ、周りの関わり以上に、本人の「変わりたい!」「より良い保育士になりたい!」という気持ちが必要だから。
保育を変えるには、”自分を変える”がどこかで必要になります。
これは大人にとって一番しんどいことですよね。
環境が苦手・・・・でも、諦めずに頑張り続けた先生のクラス。
空間の広さ、広さのバランス、物の選択、配置…そして、室内全体のコーナーのバランスが、年度末の二歳にぴったり!
そして、きれい(^^ (←整っている、清潔、分かりやすい)

枚田みのり保育園(兵庫県朝来町) 2歳児クラス
苦手なのは、何かコツがつかめないから。
コツがつかめないから、「何かおかしいね」と言われ続けているとイヤになってしまう。
コツがつかめない期間ってしんどいですよね、だって、分からないんだから。
これは環境に関わらず、言葉がけ、援助のタイミング・・・すべて、分かるまでは試行錯誤でしんどい時期です。
でも、何となくコツがつかめてくると「あ、そういうことか」と分かるようになります。
その時まで、本人が自分自身や子ども達の変化に”注目”し続けられるかどうかがとっても大きい。
そして、周りが励ましたり、助言したりできるかどうか。
すぐに成果を期待するのではなく、大人の成長を見守りながら、必要な助言をできるかどうか。
本人の試行錯誤中の時間も大切だし、でも、援助も不可欠。

もっと分かるようになりたい!という”積極性”と、学びに必要な、新しいことや助言を受け入れられる”謙虚さ”、そして、とりあえずやってみよう!という”行動力”があることは大切ですね~。そして、失敗しても、泣けてきても、また次に進む。
成長していく先生達にそろっているのは、こういう姿勢ですねー。
(あー、私には欠けているなーと思った先生、大丈夫です、このブログにたどり着いている時点で、すでに成長の流れに乗っているはずです!!)

とりあえず、良さそう!と思ったものは取り入れてみる!真似てみる!
これをするかどうかはとっても大きいです。
そして、「何を真似るか」にその人のセンスや保育の力が現れます(だって、真似してほしくない情報だっていっぱいありますから)。
次の課題としては、自ら新しいものを生み出す力かな(^^
子ども達にもそんな大人になってほしいですね。

大きな梅の木。
クラスみんな(子どもも大人も)の成長を表しているかのようでしたよ(^^