親も子も一生懸命!
我が家の両隣のお家にはそれぞれ小さな子がいる。
右側は3歳ぐらいの女の子で、左側は1歳半ぐらいの男の子。
休みの日にテラスに座っていると、両隣の子ども達とその相手をしている親のやりとりが聞こえてきて面白い。
特に1歳半の子は「アパ(お父さん)」「アニャ(お父さん)」「ネム(No!)」の三つがメインの単語なのだけれども、その三つだけを最大限駆使して伝えようと頑張っている。
アニャ(普通に呼んでいる)
アニャ!(何か訴えている)
アニャ~~(訳:こっち来て~~)
アニャ~~(訳:ヤダ~~)
アニャ~~!!(訳:絶対に嫌だ~~!!)
アニャ~(訳:楽しいね)
アニャ~(訳:お母さん大好き💛)
アニャ~(訳:抱っこして)
アニャ~(訳:眠たいけど眠たくないの!!涙)
アニャ~(訳:外行きたい~!!)
アニャー!(訳:部屋に入りたくない~~!!!)
たった一つの単語をどれだけのイントネーションと声音、強弱でいえるのかと、本当に感心してしまう。
そして、声を聞いているだけでも、だいたいの想いは伝わって来る。
それぐらい想いは複雑化してきているのに、まだ言葉が備わっていないのだから、相手に伝わらないことも多そうだし、だから「ネーーーーーム!!!」と絶叫することになる ^^;。
そのいろんな言葉を、隣のお父さんとお母さんは本当に根気強く理解し、言葉にし直し、そして、返事をしている。
「これをしたいの?こっち?ちがうの?どれのこと?青い車?赤い方?赤が良かったの?どうぞ」
「車に乗りたいの?でも、今はどこにも行かないから乗らないの。あとで乗りましょうね。今は買い物に行かないの。ご飯食べて、それから乗りましょう。」
(子どもは「ネ――――ム!!」と叫んでいる ^^;)(仕方ないので車に乗せたらしい気配。私の経験でも、この時期は単純に希望をかなえて「はい、じゃあご飯食べようか」とした方がスムーズにいくことが多かった。大人が意固地になっても無駄な時期がある。)
「ほら、空見てごらん、暗くなってきたでしょ、部屋に入りましょう。外に誰もいないでしょ?」
もう脱帽です。そして、自分の子育てをひたすら反省。
保育園に通う子どもたちって、こんな風に話しているのかな?
こんな風にいろんなバリエーションで言葉を発して、それを理解してもらう過程を経ているのかな?
言葉にならない言葉、想いを「これを言いたいのかな?」「こう考えているのかな?」を大人が一生懸命言葉にすることって、とっても大切ですよ~~!!
もう一つ思ったこと。
伝えたいことが増えているのに伝わらないことも多い1歳児クラスの子ども達。クラスの人数が多かったら、やっぱりどう考えても大変ですよね・・・。
大人にとってだけでなく、何よりも子ども達にとって。
6対1か5対1かよりも、クラスの人数を最大10人までとか12人までと決めた方が良いと思うのですがね・・・。(1歳児クラス、12人以上は子どもも大変)