担当制で悩まれる方へ・・・その1
担当制とは言っても、いろいろありますねー
グループ担当制、持ち場担当制、担当がいるだけの担当制、そして、緩やかな担当制・・・
くるみの木で伝えているのは、育児担当制です。
育児の部分は担当が関わり、それ以外の場面ではクラスの大人が関わります。
(育児担当制をもう一回確認したい!という方は、くるみの木のオンラインセミナー「乳児の分科会」を絶賛お薦めします!基本の基本の方法と考え方を懇切丁寧に教えてもらえます。2026年2月21日です。案内はお便りに入っています。ブログにも案内を載せますので、少々お待ちください。)
間違った?担当制をすすめると、子ども達と丁寧に関わりたいと思ってとりいれているのに、方法によっては逆効果になってしまったり、子ども達の発達を援助しきれない場面が増えてしまうことがあります。
こんな場面があったら気を付けて!をとりあげてみたいと思います。
自園で行っている方法ってどうなんだろう…と思う方も、ぜひメールで送ってみて下さい。info@kurumi-no-ki.net
① あそびも担当が見る??
育児担当制では、育児の場面(着脱、オムツ交換、食事)は担当が行いますが、それ以外の場面(室内あそび、外あそび)はクラスの担任やフリーの先生、外であれば外にいる他のクラスの大人皆で、子ども達のあそびを見ます。
担当と1対1、1対2で育児をしているので、あそびの場面まで担当が見ることは物理的にも不可能です。
あそびは子どもたちが自分で行えることですし、そのためにも遊べる環境を室内や屋外にしっかりと作り、その場にいる大人が見たり、関わったりします。

錦星こども園(福島県いわき市) 0歳児クラス 10月
担当保育士は食事をあげています。もう一人の担当も食事に入るタイミングで、フリーの先生があそびを見ています。
今の時期になると、こんな風に子ども達は自分であそびを見つけて自分で遊ぶようになっています。
食事中の子ども達がいても、生活の流れを理解し、順番も分かっているので、机に集まってくることもなくなっています。
いつも食事のタイミングで泣く子どもがいる場合は、順番があっているかどうかを確認しましょう(食事の順番を変える場合は、その他の順番も変えます。入室、着替え、食事…の順番が全て違っている、としないようにしましょう。)
順番を理解できない場合もあるので、他の場面での理解力(段取りを覚えられるか、物の場所を覚えられるか、どんな風に遊具を扱うか)も確認します。

錦星こども園 2歳児クラス10月
育児の場面ではしっかりと教えたり、関わったりし、あそびの場面では程よい距離感で声をかけたり援助しては離れる・・・をクラス中(!!)の子ども達に対して行えると、こんな風に、楽しいあそびがあちこちで見られるようになりますよ♪
1歳、もしくは2歳の12人クラスでしたら、最後の子ども達が入室するまでは大人が一人で見ていることが多くなります。
つまり、大人は座ってられない!いつも動ける姿勢でクラス全体を見る!! これ、大切なポイントです!
(乳児の大人に正座してみるを伝えている園もあるかと思いますが・・・無理 ^^;)
大変ですが、それを新学期から頑張れたクラスは、夏以降は楽しくなってきます。
あー、ちょっとそこまで頑張り切れませんでした~~~(涙)というクラスはここからスタートしましょう!
きっと、あと一ヶ月もすると子どもたちの姿が変わってきますよ(^^

