秋の空、見てますか?

あー秋だなーと思うのは、気温が下がり始めたからだけではないですね。(とはいっても私にとってはとても暑いですが・・・・)

どんなことから、秋だなーと思うのでしょうね?

私たちが何気なく感じていることを、小説家は言葉にしてくれています。そしてまた、それを集めているブログなんかもあってびっくりします。

そのブログの中から。

吹きくる風に一筋の冷たい線が混じっている。初秋と呼ばれる季節になったのだ。空が高い。雲が薄い。涼しい鈴の音が、チリンと響いてくるのは、どこかの軒下に吊るされている、夏の名残の風鈴だろうか。『家守綺譚』梨木香歩

白い雲が大きな空を渡っている。空は限りなく晴れて、どこまでも青く澄んでいる上を、綿の光ったような濃い雲がしきりに飛んで行く。風の力が烈しいと見えて、雲の端が吹き散らされると、青い血が透いて見える程に薄くなる。あるいは吹き散らされながら、塊まって、白く柔らかな針を集めた様に、ささくれ立つ。『三四郎』夏目漱石

大人でも、こんな風に言葉にしてもらうと、何気なく感じている空気感が具体的になったり、日々見ている空が違って見えてきますよね。

夏は雲がモクモクと盛り上がる入道雲のイメージですが、秋の空のイメージってどんな?

「女心と秋の空」なんていうほど、秋の天気は変わりやすく、その分、空・雲がいろんな表情を見せてくれます。

あれはね、鱗雲っていうんだよ。外国では羊雲ともいうんだって、どうしてだと思う?羊がいっぱいいるみたいだね!

夏は入道雲の日が多かったけど、秋はどうだろう?雲カレンダー作ってみようか!

秋も雨がいっぱいふるね。梅雨の時期とどっちが多いかな、天気カレンダー作って調べてみようか。

雨が降りそうだなーっていうときは雲が重そうだよ。雨が降ったら、雲が軽くなったみたいだね!

大人が言葉にするだけで、子どもたちの視点や気づきが変わってきます。

でも、その前に大人が気がつかないと!テレビの天気予報士さんの中には空の不思議を短く、わかりやすく話してくれる方がいるので、そんなのも聞いていると面白いものですよ。

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