毎日体操
銅像あそび♪ 11月終わりのマイバ幼児保育園です。
子どもたちは走り、保育士の合図で銅像になります。誰一人として同じポーズはとっていないのですよ。3歳の子の女の子、ぱっとこのポーズをとるとは、すごいバランス感覚ですね!
この日の毎日体操の道具は「クッション」。
クッションを使って、いろいろな”基本的な動き”を体操しました。
ハンガリーの幼児保育園では、毎日体操が行われています。これはその名の通り、毎日行う15分ぐらいの短い体操です。
毎日体操には様々な目的がありますが、最近、改めて意識されるようになっているのは、乳児期にとりこぼしてしまった基本的な運動を取り戻すということ。そして、運動発達が十分でなかったことゆえに引き起こされる様々な学習・振る舞いの障害の予防と、すでに何らかの課題がある場合の保育園でできる限りの運動発達を通しての働きかけという点です。
とは言っても、訓練ではなく、あくまでもいろいろな道具を使って、楽しく基本的な動きを行う時間。
使われる道具は、身近にあるものから、体操用として販売されているものまで様々です。
大小のフープ、豆袋(その名の通り、豆の入った袋。道具を扱う練習をするのに持って来い)、ボール大小、ひも、棒、、積み木、イス、クッション・・・
ずりばい、四つ這い、歩き、走り、飛ぶ、なげる、持つ、持ちかえる、バランスをとる・・・と言った基本的な動きのほかに、筋力をつけたり、逆にストレッチで伸ばしたり、持続力に働きかけたりと、多面的な動きが組み合わされます。
そして、大切なことは、決して子どもの発達に合わないことを練習させるのではなく、あくまでも子どもの発達にふさわしい基本的な動きをしっかりと繰り返すこと。
毎日体操は、これからの日本ではとっても大切になってくるはずなので、来年度中には冊子を作らなければ!!と考えています。
でも、関心のある方は、お便りでも簡単に紹介していますので是非読んでみてくださいね。2017 tayori.pdf