お別れの春ですね
私は、一つの園に、多くても年3回しか行かないようにしています。日程的に無理ということもありますが、それ以上に、この間の3~4か月、園が自分達で試行錯誤する時間がとっても大切だと思うからです。
子ども達に丁寧にいろいろと教えていくのは、その子たちが生活の技術を身に付け、自分たちで状況判断をして考えて行動できるようになってほしいから。
保育園も同じですね。自分たちでその時々の園の状況に合わせて考えられるようになってほしい。でも、そのためには判断基準となる基本的なことは知っていないと、判断がおかしくなっていきます。
その、基本の部分を伝えていくのが私たちの仕事。
でも、その基本を自分たちなりに試してみたり、視点に気がついたり、考える時間も必要。課業や生活(大人の働きかけの時間)とあそび(子どもが自由に試したり考える時間)の関係と似ているかも。
熱心な園には必ず、中心となって職員をまとめたり、まとめようと努力していたり、頑張って勉強していこうねーと職員を励まし続けてくれている人がいます。
私が各園の保育をお手伝いできるのは、こういう人たち(多くの場合は主任さんや副主任さん)がいるから。
そういう立場ではなくても、クラスの担任としてがんばり、周りに影響を与え続けてくれる人たちもたくさんいます。
本当に保育が好きなんだなー、子ども達や職員のためにいい保育をしたいと思っているんだな―という熱量が自分と似ているので、年に数回しか、時には、年に一回しか会うことがなくても、まるでいつも一緒に仕事をしているような気持ちでいます。
でも、毎年、いろいろな事情で園を辞めないといけない方が必ずいて、春は、子どもたちの成長が見れて嬉しい反面、悲しい報告もたくさん受けます。
でも、一人ひとりを大切に!と保育の現場で頑張っていたことは、子育てや介護、パートナーとの関係や新しい職場でもきっと生かされるはず。
人が大切にされる社会になっていくといいなーと思いながら生きてく人たちが保育の現場から社会に広がっていくともいえるかもしれませんね!
またどこかでご縁がありますように!
どんな選択をしたとしても、人生の終わりに「私は頑張って生きた!」って思えるような人生を送りたいですね~(^^
(生きているだけでも大変なので、みんな頑張って生きていますけどね!!)