今日は何を着ようかな~
と言っても、おしゃれの話じゃないです。(私には縁がないテーマ ^^;)
朝は寒くて(涼しいというよりは寒い?)、昼には暑いとなると、何を着て家を出たらいいんだろう…と迷いますよね。
子どもたちともそんなこと、話していますか?
夏から秋に移り変わるこの時期には、今だから経験できることがいっぱいあります。
服装もですが、家の中でもクーラーや扇風機はもう使わなくなったり、保育園でも水遊びがなくなったり、外あそびがたくさんできるようになったり・・・
植物の変化を一緒に観察したり、会話の材料にしたりしてくださいね。
散歩でいろいろなものが集められる時期になります。
皆さんの園では、園の周りでは何を集めることができますか?
こんな織機、簡単にできますね。子どもたちと一緒に作ってみて下さい。
大人が意識して言葉がけをすれば、数的なことも経験できますね。
枝の長さを測る(同じ長さの枝、探せるかな?同じ長さがほしいんだけど、どうやって測る?)
枝と枝で四角を作る(視覚にする?長四角?それとも、三角!?)
紐を同じ間隔に張っていく(目で距離を測る。紐はたくさんー長く―必要!)
植物を織り込んでいく(上、下、横への空間)
今の時期に集められる植物で作った作品と、もっと秋が深まってから作る作品、何が違うでしょうね~
集められる物もですが、色合いも違うでしょうね。
それに、どんな技術を練習できるかな?
これはマロニエですが、どんぐり集め、子どもたち大好きですよね!
に粘土や小麦粉粘土との組み合わせで模様をつけたり、構成あそびで動物のエサにしたり色々使えますが、こんな形に入れていくあそびもできますね。これの方が、よくあるポンポンを箸で入れたり、スプーンで入れる”作業”よりもずっと楽しそう(^^;
大人にとっては「練習してほしいこと」(手と目の協応、微細運動、空間認知)かもしれませんが、子どもにとってはあそびなので、楽しそうな雰囲気になるようにしましょうね!
落ち葉も一緒にたくさんのせて、その中から探すようにしても楽しいかも♪
動物や石なんかも隠しておいたら、構成あそびも始まりますね。
反対側も描いてみて!
年長向けの課題です。正確に描くことが目的ではないですよ!
葉っぱの形をよく見たり、対称を意識したり、色にも気が付いたり・…いろんな課題が含まれているけど、子どもにとっては楽しい課題。
想像画を描くことが苦手な子も、こんな課題なら喜んでするかもしれませんよ。
中には、年長でも全くできない子がいるかもしれません。その場合は、その子ができそうな課題に変えてあげましょう。明らかにできない、理解できないことを強要しても、子どもが辛くなるだけです。
その子が自分の身体の部位を理解しているかを確認しましょう。次に、空間に関する言葉をどれだけ理解できているかも確認してみましょう。(前、後ろ、横、間・・・などから。ドアの前に立ってみて、机の下に入って‥‥と、子どもが動くところから始めてみましょう)
この課題にも、絵を描くことが苦手な子も喜んできてくれるはず。
描画や制作で大切なのは、楽しいな!と思えること。
失敗感を感じたり、上手くいかなくて自信を無くしたりするのは、一番避けないといけないこと。
絵を描くことが苦手でも表現する方法はたくさんあります。
楽しそうだから参加すれば、その結果、いろんなことを経験することになります。
葉っぱの形が浮かび上がってきた!どうしてだろう?と考えたり・・・
こすり方で色が変わることに気が付いたり・・・
葉脈を意識したり・・・
葉っぱの形も、こんなあそびを通してならより意識することになりますね
そして、クレヨンやペンをもって手を動かす微細運動、絵を描くための動きを繰り返す=練習することになります。
年長さん達、ラQやブロック、塗り絵、折り紙ばかりし始めていませんか?
廃材制作という名の、特に目的もない適当な制作、毎日繰り返していませんか??
手先も器用になってきて、細かな作業もできるし、知的にも発達してきて、何かしたいけど、アイデアも道具もないから、結局同じことばかりして…一年経ってしまうかも!?
就学まであと半年。
大人なりの目的をもって、発達につながるような楽しい活動を考えていきましょうね。できたら、計画的に!!!