0歳児―新学期の環境 ここをおさえて!
0歳児クラス新学期の環境は、極端に言えばこのような形で作ることもできます。
というのも、まだあそびがそれほどコーナーに分けられるほど分離していませんし(机上、構成、再現などが全て同レベルで遊ばれる)、大人の近くで過ごす子どもが多いので、一つの空間を大きくとって、遊具の配置で遊ぶ場所を決めた方が遊びやすい―見やすいと思います。
もちろん、ここを二つの空間に分けることもできます。
歩行のスタートしている子ども達やハイハイを盛んにする子ども達もいるはずなので、動きたくなるような環境もしっかりと作りましょう。
ここでも、子ども達が担当の大人を視線で終えるような環境を考えると安心して過ごしやすくなります(例えば、食事中に担当が違う部屋に行ってしまう、担当の見えない別室で午睡しないといけないなど、担当が見えない時間が多くならないようにします)。
食事のコーナーも仕切らずに、最初からオープンにしましょう。もし、どうしてもワンクッション置きたいようであれば、オープン棚などを置くこともできます。
大切なのは、子ども達が自分で食事の場所までくることができ、食事の後に自分で布団に向かえるような環境にしておくことです。
(青はコット もしくは布団)
食事中、あそびを見ている大人は、遊んでいる子(…ご飯のところに行きたくて泣いている子たち)と、午睡する子(寝れなくて泣いている子達)を両方見ることになり、とても大変なポジションとなります。
ここで大切になるのはあそびを見ている大人の見やすさです。寝る子たちのそばにいつつも遊びを勧められるような配置を工夫しましょう。
大人も泣きたくなる新学期。環境と日課が上手くいけば、思ったよりも早く落ち着く日がやって来るはず。
そのためにも、子ども達が安心できる環境を作りましょうね!