考えるタイミングかも
卒園式や入園式、どうされましたか?
昨日、ある保育園に行ってきました。ごくごく日常の保育を見せてもらっていいたら「卒園おめでとう!」と書かれた看板が廊下の隅に。
「卒園式、いつですか~?」
「明日です(^^)」
「!!!!」
子どもたちは、ごくごく普通にあそび、毎日体操をして、そして、お散歩に出かけていました(園庭がないので)。
おやつの後に、30分ほどの練習。たぶん、数回しかしないからこそ、子どもたちは真剣。担任は、ちゃんとして!なんてことよりも、そんな子どもたちの姿を見ているだけで涙が出てくるらしく、言葉がけも暖かい。
他の園の主任さんも、コロナの影響で、今年の卒園式は「どう見せるか」よりも「どう子どもたちを送り出すか」に専念できた、と言っていた。
私の中では、日本での保育園の卒園は「大きくなったな…」という感慨よりも、「これから、小さな小舟で荒海に乗り出していくんだな…」というイメージの方が強い。
大きくなってとっても辛く・悲しくなった時も、子どもの頃がふっと頭に浮かんで、なんだかとっても暖かい場所があったな・・・自分のことをきちんと受け止めてくれる人がいたな・・・・それがどこだったのか、誰だったのか分からないけれど…という場所・人になりたいですね。
そんな場所・人と出会い、別れるのが、入園式や卒園式。
大切な場所や人と別れて、新しい場所や人たちと出会う時間を、もっともっと子どもたちの立場から考えてあげたいですね。