環境 ビフォー・アフター 0歳児4月編

いろいろと考えることのできる、とってもいい写真が届きましたよ(^^

課題のある環境は、皆さんの参考になりますよね!

ありがとうございます!

まず、0歳児クラスの4月スタートのお部屋。

子どもは8人で、皆まだハイハイ、一人がずり這いだそうです。

そして、まだまだ泣いている子ども達・・・・。

環境を考える時は、ここが出発点になりますね。

(もし、これが月齢の高い子達ばかりで、皆が歩いているようなクラスだったり、クラスにも慣れて大人から離れて遊ぶような子ども達だとまたちょっと変わってきます。)

大人の周りで泣いている子が多くて、大人も動きにくいだろうな…と考えると、このトンネルはここにない方が良いです。

真ん中に仕切り的なものがあることで、かえって子どもが大人から離れにくくなり、狭いところに集まってきます。

この仕切りがなければ、少しずつ大人と離れて遊ぶ子が出てくるはずです。

遊具も一か所に集まりすぎですね。 難しそうなのもありそう・・・

再現あそび…と言っても、まだハイハイしているぐらいなので、再現あそびの道具をいじって遊ぶぐらいだと思います。もしくは、お椀に何か入れたり、ひっくり返したり。

だから、ここの遊具はかなり減らしましょう。

スタートは、お椀をいくつか、食材をいくつか、ミニペットボトルをいくつか…ぐらいで十分です。

…実は、去年の年度末から環境を変えきれないままスタートしてしまったとか。

でも、これって、よくあるパターンですよ。特に、3月31日と4月1日の間に休みがない園だと、見切り発車になりがちです。

それに、3月(年度末)の環境を思い切って4月(年度初め)の環境にもどす時に失敗する園はかなりあります。

遊具も空間もかなり変わるので、何か上手くいっていないな…と思ったら、過去の4月の環境で上手く行った時の雰囲気を思い出しましょう。

(こんな時のためにも過去のクラスの写真を撮っておくといいですよ。良くても悪くても。そして、そこにコメントも付けておくとなお良いです^^)

そして、運動遊具。

ハイハイしている子が多くてこれから歩き始める子がでてくる・・・となると、これはちょっと高すぎます。

一歳でも、年間を通して置かない方が良い高さです。

特に今の時期は動きの不安定な子が多いですし、大人の方も子どもたち一人ひとりがどんな動き方をするのかを把握できていません。

大人がゆったりとそばにつけるような状況ではないはずなので、かなり低めの、離れていても安心できるようなものを置きましょう。

うちの園はこういった高さのものしかないんです…というところでしたら、体操用のマットの下に使わない布団を丸めておいてお山を作るぐらいがちょうどいいです。

もしくは、使わない布団を大きな布でくるんで、ずり這いでも登れるものを作ったり。

この保育室、だいたいこんな感じの作りかな?

そして、今の配置がこの感じ。

子ども達が落ち着いてくればこの配置でも問題はないのですが、今は、運動遊具で遊んでいる子どもにも目と手が届きやすい配置にした方が良さそうです。

大人が一人で泣いている子ども達を見ていて、他の大人が育児をしていたとしてもなんとかなる環境!を目指します。

寝ている子と遊んでいる子がいる0歳児クラスでは、大人が両方を見なければいけないタイミングがあります。

ですから、ベッドを離れたところに配置するよりは、あそびの空間の近くに配置した方が、眠るためにベットでゴロゴロしている子どものことも見ながら、遊んでいる子どものことも見ることができます。

(ベッドがあることで、ベッドに入った子どもは中でゴロゴロ遊びながら、段々と眠りにつくことができます)

お人形やぬいぐるみの位置をもう少し工夫して、ゴロゴロできるクッションなど置けるとよりいい雰囲気になるでしょうね~。

大人もかなり見やすくなったはずですよ!

子どもも、大人を意識しながらだんだんと距離をとって遊び始めるはずです。

もう少ししたら落ち着くはずなので、頑張りましょうね~(^^♪