遊びたい!が止まらない!!

…という感じがしませんか?
黒野こども園(岐阜県岐阜市) 5歳児クラス6月
パッと見も楽しそうだけど、よーく見ると面白いですよ(^^

子どもに聞いてみたいこと、単純に「!」と反応できること、いっぱいあります。
これ何?
この人は何しているの?
このカエルは道路を渡ろうとしているの?どこ行くんだろうね?
新幹線、あちこち走っているんだねー!
ここは公園?これは鉄棒?
ちゃんとお布団かけているのね。夜かな。
ここすごいね、いっぱい工夫して組み合わせているね!
面白い形を作ったね・・・何だろう?(^^
年長さんの6月。いろんなことが分かってきて、つながって来て、作るのも早くなってきて、気持ちと知識に身体が追い付かなくて、でも、遊びたい!作りたい!があふれてきているんだろうなー、そういう時期なんだな―が伝わってきます。
他のクラスをのぞいてみたら・・・

ここは何歳だったかなー(黒野さんはクラスがありすぎて^^;)
ここでもいろんなこと聞けそうですよ。
ここは駐車場?駅の近くには駐車場があると便利だよね!
家が一列に並んでいて、ここは住宅街みたいだね

家具の配置はなかなかいろいろですが、でも、家から水に入れるようになっていたり、壁に梯子らしきものがあったり、子どもが色々考えながら配置したんだろうなーというのが伝わって来て分かって楽しくないですか?
いっぱい部屋のある家だね、たくさん人が住んでいるの?
この梯子登って家に入るの?大変だね!(^^
ソファーの前にベビーバスがあるの?赤ちゃんのいる家なのかな。
もしかしたら、特に考えないで配置したのかもしれないので、聞かれても「?」かもしれません。
でも、ノープロブレムです。
作るのは楽しかったでしょうし、大人に聞かれて考え始めるかもしれません。

これは年長クラスかな。
子ども達の育ちももちろんありますが、大きいのは大人の意識と働きかけ。
働きかけと言っても、あそびを一緒に作り上げるという意味ではないですよ。
きっと、子どものあそびに関心を持って、聞いてみたり、提案したりの会話があっただろうなーと思います。
道具の扱いも丁寧だし、上手に選んでいますね。
どうでしょう、同じ形、同じ大きさの積み木を、ただただ繰り返して大きな「作品」を作り上げる構成あそび(そして、それが場所を占めたままそこに長いこと”展示”してある)と、いろんな構成遊具・道具を組み合わせて、自分の関心や経験を表現する構成あそび。
子どもの発達に本当に働きかけるのはどちらだと思いますか?
形や空間を経験して、認識できるのは?
子ども達が、自分や相手のことを知ることができるのは?
粗大、微細共に、様々に身体を動かせるのは?
たくさん会話しているのは?
いろんなことを思い出せるのは?
そして、たくさんの問題を解決しないといけないのは?
遊びたい!があふれ出てくるほどの保育環境を作ってあげたいですね。
そうすれば、子ども達は毎日「楽しい!」と思いながら、発達していくことができます。
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楽しい園が多すぎて、紹介が追い付きません・・・頑張ります!