3歳児さんの構成あそび(^^♪
新学期、園の中で断トツで大変なのは、1歳児クラスと3歳児クラス。
・・・0歳の人数が多い場合は、0歳児クラスも大変ですね(^^;
生活の流れを頑張って伝え続けた園は、少しずつ落ち着き始めて、子ども達があそびに向かっている場面も増えてきているのではないかなーと思います。
熱心な園ほど、あそびを援助しないと!と焦るかもしれませんが、ちょっと待って!
3歳児さんのあそびは、練習あそびがメインです。
例えば、構成あそびでも、練習すること自体があそびです。

くっつける、乗せる、並べる・・・のが楽しいね(^^
この間に何が入るかな―、何を付けられるかな―、あ、車が入った!
もう一台はいるかな?

こちらも同じく。くっつけるのが楽しいのでしょうね。

積み木をいろいろにたててみた形跡が・・・横に立ててみたり、縦に立ててみたり。
子ども達がいなくなった後でも、何をしていたのかな?を見てみると楽しい場面が残っていたりします。
手前の子は積むことを試しているようです。

いろんなものを組み合わせてみましたね!
家を作るとか、ガレージを作るが目的ではなくて、積むこと自体が目的だったのではないかなーと。
お家みたいだねーと声をかけるのは良いとしても、無理にそっちに引っ張る必要はないですよ。
きっと、これだけ積めば、満足して、次の遊びに移っていきたいのではと思います。

そして、大人がついつい、あそびに持って行かないといけないのでは?アイデアを出さなければ!と思ってしまう、道路のあそび。
でも、子どもたちは何が楽しかったんでしょうねー

こちらの園でも、同じ光景が。
このタイプの道路がある園では、長く長くつなげるだけで違う遊びに行ってしまう・・・と悩むことがあるかもしれませんが、でも、今の時期だったら、パズル感覚でつなげるのが楽しいのかもしれません。たくさんあればあるほどパズル感は強まるので、もし、道路として遊んでほしいのなら若干少なめにしてみると良いかもしれません。
ここも、何人もが一緒につなげていました。
3歳児さんは、特に新入園児も入っている場合は、遊具での遊び方だけでなく、一緒に遊具を使う、同じ場所で遊ぶ、隣同士で遊ぶ・・・・と友達との関わりも練習中です。
もし、友達と一緒にが楽しいんだなーと思うなら、多めに出して様子を見るのもありかもしれませんね。
クラスの子ども達のあそびを見ながら判断しましょう。
(でも、5歳児がただつなげるだけの場合は、困ったなーと思いましょう)
道路の先をよく見てみると・・・

いろんな乗り物が並んでいました(^^
並べるのが楽しい段階のようですね。
そのうち、遊び方が変わっていくはずですよ。
「車がいっぱい並んでいるねー!」というだけでも、何か反応するはず。
「わっ、ここには動物たちがいっぱいいる」
見たことを言葉にするだけでもいいんですよ。
あそびは、よく見ることが大切
子ども達が何をしているかなーをまずは良く見て、声をかけてみましょうね
何が何でも「援助しないと!」と思う必要はないですよ。
まずは、子どもと一緒に遊びを楽しみましょうね♪
注:あまりにも遊びが変化しない場合は、もちろん、もう少し積極的に声をかけていきます。
写真は、市橋保育園(岐阜県揖斐郡)川島東こども園(岐阜県各務原市)ほずみの森こども園(岐阜県瑞穂市)の三歳児クラス、6,7月のものでした(^^