ないけど、ある!
根菜の煮ものが美味しい季節になってきた。でも、里いも、レンコン、大根、厚揚げ、コンニャク・・・冬が近づくにつれて使いたくなるような食材は、ハンガリーの田舎では一切手に入らない。
ブタペストまで出れば冷凍などで手に入るようだけれど、そこまでして食べたいとも思わない。
調味料さえあれば手に入る範囲でもそこそこの日本的な味は出すことができるし、だいたい、ないものを恋しがってもどうしようもない。
魚が食べたいなーと思った時の魚はアジやサンマだったりで、決して、ナマズや鯉ではない。
葉っぱものが食べたいなーと思っても、売っているのは、煮込み用のがちがちにかたいキャベツ。白菜はまともな見かけのものが売っていたら使う予定がなくてもとりあえず買う(時々、不思議な状態の白菜が売っていて、これは新種か?と考え込んでしまう)。今日はほうれん草も売っていたけれど、購買欲をそそる状態ではなかったのでパス。というわけで、葉っぱものは今日もなし。
豆腐などというものは私の食材リストには最初から載っていない(でも、油揚げは日本から持ってくれば冷凍しておける!)。
でも、こっちならではの食材がある。煮込み用の根菜。秋の果物。ナッツ類。乳製品も使いやすい値段だし、そして、肉!!
昨日は、牛の煮込み用肉を一キロ買ってきた。700円なり。
牛肉と根菜、安いけどおいしい赤ワインとトマトピューレを入れて煮込めば、ビーフシチューもどきのでき上がり♪
一緒に食べるのは、チーズとサワークリームをたっぷり乗せた揚げパン。
寒い冬はぐつぐつ煮込んだシチューや、オーブンを使ってじっくりやいたお肉やお菓子が美味しい。ついでに、部屋も温まる。
がちがちのキャベツもこっちならではの貴重な冬の食材。
クリスマスも控えているし、体重計の恐ろしい冬がやってきます(^^;