それ、ほんとう?「0歳児の部屋は歩きやすく、すっきりと・・・??」
神戸にある保育園の0歳児クラス。
動く空間もあるし、子どもたちが落ち着いて遊べる空間もある。映っていないところ(写真の右下)には構成あそびができるところもある。ベビーベットも置いてあって、低月齢から高月齢の子までが一緒に生活しやすい空間の作り。
保育室は、クラスの子どもたちの月齢などなどを元に保育士さんが工夫して作るので、いろいろなパターンがあって面白い。
担当制の保育をしている園では、育児に入っていない保育士がクラスの子どもの大半を一人でみる時間があるので、全体に目が届きやすく、かつ、一人ひとりのあそびを保障できるような空間づくりということで、工夫がいる。
特に0歳児は、ゴロゴロしている子、ハイハイして突進していく子、歩き始めた子、集中してあそびたい子・・・と発達の差が大きく、環境作りはなかなか難しい。
基本の形はあまり変えず、でも、子どもたちの発達を考慮しながら変えてく部分も必要になってくる。
年度の後半にはいる今頃だと世話あそびを始める子やデュプロをつなげられる子が出てくる。かと思うと、新入園児も入ってきたりして、月齢差がますます開いてくるクラスは少なくない。
小さい子たちの多いクラスは、部屋に絨毯が敷かれていると、暖かで落ち着いた雰囲気になる。
・・・と、ここで質問されたことがある。
歩き始めたばかりの子がいるクラスに絨毯が広く敷いていあると、子どもたちが自由に動きにくいから、何も敷いていない動きやすい空間を広くとりなさいと言われたのですが・・・とのこと。
確かに、びっちりじゅうたんが敷いてあったら押し箱や引っ張り遊具での移動は難しいかもしれない。でも、動ける空間を保障してあるのなら、敷物が敷いてあることがそこまで障害になるとは思えない。敷物が敷いてあるクラスでも、子どもたちは上手に足をあげて移動している。
絨毯の上でも歩くことはできるし、敷物のある部分とない部分のある方があそぶ場所のメリハリがつく。
人からの助言というのは難しい。当たっていることもあるし、見当違いのこともある。要は、自分で納得できるように考えましょう、ということ。答えは、子どもたちの姿が教えてくれますよ♪