雪が降ったから・・・その②

雪が降ったから・・・もちろん、制作のテーマも雪!

いつも不思議に思うのですが、日本の保育園・幼稚園ではどうして水のりを使うのでしょう??

あちこちで聞いてみるのですが、小学校でも使っているから・・・という返事が帰ってきましたが、本当?もし本当なら、なぜ!?なぜ小学校でも水のり??

もし、水のりを使うことが目的なら、それなりの制作を選べばいいけれど、ほとんどの園が、ほとんどの貼りつける系の制作では水のりを使っていませんか??

そのばあい、細かいものを貼る作業は子どもにとっては(きっと大人にとっても・・・それどころか、大人は絶対に水のりを使って作業をしたいなどと思わないはず)かなり根気のいる作業になります。

上の制作の課題を通して、雪を紙面にどんな風に貼るのか(つまり、どう空間を使うのか、空間をどう認知しているか)を見ることができますが、手がべたべたしていたら、「空間全面をきれいに」どころではなくなるかもしれません。

制作が好きでも、べたべた感や、紙が思うところにくっつかない、変なところにくっついてしまう・・・事にイライラしてしまう子もいるでしょう(ここに「イライラしない」を課題として入れる必要はありません)。

物を貼る手段と道具はたくさんあります。セロテープ、ガムテープ、ビニールテープ、スティックのり、ボンド、瞬間接着剤、ホッチキス・・そして、水のり。

私たちが子どもたちに教えなければいけないのは、素材や目的に合わせて道具や方法を選ぶ、ということ。

なぜか、社会全体で既に使われなくなっている物・感覚・考え方が、いつまでも、いつまでも、いつまでも・・・残っているのが保育園!!どうしてなのでしょう??

ちなみに、制作は「課業」としてみんなで行われるというよりは、制作のコーナーに設定しておき、一日の中で自由に取り組めるようになっています。この日は、一日、自由にこの机でこのテーマの制作ができるようになっていました。

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