乳児の背もたれ・・・いる??
いつも気にはなっていたけれど、伝えていく優先順位で行くとまだいいかな…と思ってそのままになっていた、乳児の背もたれ。正確には、椅子と子どもの間に入れるクッションなどなど。
でも、今朝「これっているんですか?」という素朴な質問が来ました。で、改めて考えて、いらないことの方が多いだろうなーと。
抱っこして食べさせていた子どもを椅子に座らせ始めるのは、子どもが歩き始めたら、もしくは、安定して座わることができ、そして、立ち上がることができたら。その頃には、背筋、腹筋もそこそこついてきて、年齢相応の体幹が育ち、食事の間ぐらいは疲れずに座っていられるようになっています。
(動きまわる前に座ってしまった場合は、体も大きく、立ち上がるー歩くのにも時間がかかることがあります。この場合は、抱っこで食べさせると子どもも大人も大変なので椅子に移行することがありますが、基本の以降の目安は、前述の点です)
ということは、自分の体を支えられるので、本来、背中と背もたれの間にクッションはいらないのですね。
筋力が弱くて短時間で疲れてしまう場合は必要かもしれませんが、あそびの中での体の動かし方を確認しながら運動発達の面をしっかり援助していくことを忘れないようにします。つまり、みんなに必要なわけではないということ。
いつ、どういう形で始まった、背中のクッションか不明ですが、足置きと同様、きちんと子どもの体の成長を見ながら対応していきましょうね(足置き・足載せも、子どもの体の大きさと合っていないことが多いので、定期的に確認するようにしましょう)。