オンラインセミナー2022 第1分科会(担当制保育の基本) Q&A  その①

Q. 以前、研修で「毎回同じことを繰り返すことで子どもは覚え、協力してくれるようになる→子どもが大人に協力してくれる関係が”良い関係”といえる」と教えて頂きました。その時は幼児の研修だったと思うのですが、乳児期でも同じように捉えても良いのでしょうか?

A. 幼児も乳児も考え方の基本は同じです。

 乳児期は大人がすること・手伝うことが多いので、年齢や発達によって『協力』=『保育士と一緒にしようとする』以外にも様々な“協力の姿”が見られます。例えば…

◎ 安心して育児を受け入れる・行う

◎ 保育士がしていることを見ようとする・言葉を聞こうとする

◎ 保育士の援助を受け入れる

◎ 保育士に見守られる中で、やってみようとする

◎ 育児での関わりや経験が喜びや自信へとつながり、新しいことにも向かっていける。 等々。

毎日の丁寧な関わりの積み重ねにより、良い関係は築かれていきます。

乳児期の育児は、“子どもがいずれ自分でするようになっていくこと”です。

子どもたちの様々な『協力しようとしている姿』に気付けるのも、“毎日同じように関わることができる大人だから”であり、“担当制保育での育児だから”ですね!

(担当:河口)