スポーツの冬です

と言っても、テレビの中の話です。

たぶん、ヨーロッパではどこでもだと思いますが、とにかくスポーツチャンネルが多い。そして、中継も多い。

スポーツ番組を見ることがお仕事ですか?というぐらい、私の夫は、チャンネルをカチャカチャしながら同時進行でほぼ全部を見ている(仕事ではないです、暇なだけ)。

スキージャンプ、クロスカウントリー、バイアスロン・・・・この辺りはウィンタースポーツだけれど、今年はコロナの影響でサッカーの試合がずれ込んでいるらしくて、サッカーの試合もいくつも同時進行で流れている。ドイツ、スペイン、イタリア、そして、ハンガリー。

その他、ハンドボールのヨーロッパチャンピオンシップは今日が決勝。体操の大会もトルコ?から中継されていたし、そこに、スヌーカーが加わる。他にもあったかな??。

いつも思うことだけど(そして、以前も書いたけど)、一概にスポーツと言っても必要とされる力は本当に違う。

ハンドボールの選手の、何も恐れずに突進していく攻撃と、それを体を張って守る守備なんて、もうすごいとしか言いようがない。そして、チーム一体になってのスピード感。すごい勢いで展開していく。これは水球も同じで、水の中での見えない部分での戦い(蹴る、水着を引っ張る・・・)なんて凄まじい。そして、面白い。

クロスカウントリーと比べると、求められる人としての性質もかなり違う。

スヌーカー、これも、また全然違う種類のスポーツ。何時間にもわたる決勝になると、本当に気力と精神力、集中力、そして体力がいるなーと思う。スヌーカーの選手と、ハンドボールの選手は、カップルとして成り立たないだろうな、と思うぐらい、人として違う気がする。

いろんなスポーツを見ていると、乳幼児期に必要な運動って何だろう?と考えてしまう。

発達に合わない動き(例えば、鉄棒や跳び箱)を繰り返させることで、故障しやすい体を作っていることってないんだどうか。かなりの確率であると思う。本来持っている力を潰してしまうこともあるだろうなーと思う。

それよりも、瞬発力や柔軟性、体力(ひたすら走らせることでつける体力ではなく)、筋力(全身の)、運動調整力は全部のスポーツに必ず必要とされているのだから、これを年齢と発達に合わせてちゃんと行うことが大切なはず。

もし、テレビでスポーツ番組を見たら、このスポーツにはどんな力が必要なのかな‥‥と考えてみて下さい。

例えば、ゴールキーパー。恐れないってことはあるけれど、それだけじゃない。普通の人にはないレベルの瞬発力はもちろん必要。柔軟性…ボールとともに倒れ落ちる時も、柔軟性がなければけがをしている。体力、走り回るわけではない、違った体力。いつもで最大限に力を発揮できる状態で待機している体力は、かなりのものだと思う。筋力…ゴールキーパーの体を見たら、筋力なしにはできないポジションなのはすぐに分かる。あの筋力がなければ瞬発力や柔軟性(微細筋肉、粗大筋肉の両方を使っての)も発揮できない。

卓球は?マラソンは?カーリングは?シンクロナイズドスイミングは?

身体像や空間認知力はどんな風に発揮されるのかな?も、ぜひとも見てみましょう。自分の体をしっかりと認識していること。そして、空間を認知していること。周りと自分の距離感を常に図りながら動く・・・これなしにもスポーツはあり得ないですね。

そんなことを考えてみたら、乳幼児期に大切なものが、また見えてくるかもしれませんよ。

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