初めての「ざる」体験だった?
セミナーのために写真や映像を見直していると、楽しいものいっぱい見つかって、一向に先に進みません・・・(^^;
初めて「ざる」を手にしたのかな・・・??
ボウルからざるに水を移そうとしたら、全部が下に…呆然としてざるを眺めている子。
そばの子が「穴が空いているから」と(^^
そうは言われても、仕組みが分からないよりも、水が下に全部こぼれたほうがショック(??)だったのかな?
ボウルからボウルに水を移す、中のものだけを取り出したい時はざるを使う、水がこぼれないように移すためには・・・
もし、水に浮かんでいる葉っぱやら小石だけを集めたいとき、そして、水を地面にこぼしたくない時は、段取りも考えないといけません。
水について、道具について、作業について・・・いろんなことを経験していますね。濡れないような体の動かし方も。
こんな経験がたくさんあれば、大人が課業として何かを考えてもらおうと計画を立てても、経験したことを元に考えることができます。
室内の台所あそびの中でも、「まるで水が入っているかのように」道具を扱うかもしれません。
お母さんがざるを使って水切りをしているのを見かけたら、ピン!とつながりやすくなります。
ゴマすりしたことのある人、この作業がけっこう大変なの分かりますよね(^^;
この小さな容器をしっかりとおさえて、すりこ木ですりつぶす…なかなか力が要ります。それも、それぞれの手に入れないといけない力の強さと方向が違う。
手の力が弱い子、手が不器用な子にどんな遊びを…とよく聞かれますが、何でも!です。
子ども楽しいと思えることをたくさん用意できたら、それだけ子どもたちは体全体や手を使うことになります。
多少大変でも、楽しいから、繰り返します。
要は、楽しめるかどうか!
単純に楽しめないこともたまには必要かもしれないけれど、基本的には楽しめることをたくさんたくさん用意して「まるであそんでいるかのように」いろいろな発達に働きかけていきたいですね。
子どもは遊びながらいろんなことを経験しています・・・もし、大人が経験してほしいことをいろいろと用意できたら!
来週、園庭に、室内に、どんな楽しいこと用意しますか?