Q&A コロナ禍での慣らし保育

Q.  慣らし保育を今年度1歳児もおこないました。くるみの木の資料には、保護者の方におむつ替えの場所や手洗いの場所を知らせてもらうといいようになっていましたが、コロナという事もあり、短い時間での慣らしというのと、初めてという事で一緒に過ごしてもらうことにし、おむつ替えや手洗いは保育者がやっていきました。
このやり方でやって良かったのか、やはり保護者の方に初めはやってもらった方がよかったのか、悩みどころであります。

A. コロナもありいろいろと判断が大変だったと思います。それでも、子どもたちにとっては、最初に行く場所にお母さんが一緒にいてくれて、ちょっとの間でも過ごしてくれて、保育士さんとお母さんが親しそうに会話をしている姿を見れたのは安心材料だったと思います。

できたら、お母さんたちにおむつ交換や手洗い、食事などもしてもらえた方が良かったのですが、普通ではない状況だったので仕方なかったと思います。

今年は普通の慣らし保育ができる園も増えてくるでしょうか?

普通の数日間の慣らしは難しくても、せめて、室内と園庭であそぶ時間を経験してもらったり、トイレを一緒に使ってもらったり、手洗いをしてもらったり…はできるといいですね。

慣らし保育は子どもたちにとっても大切ですが、もう一つ、泣いている子どもを放り出して置いていくということを経験しないために、お母さんたちにとっても大切な時間です。

慣らしの間に、家での子育ての様子を聞いたり(先生たち、案外聞いていないですね?入園前の家での過ごし方や、ここまでの運動発達について、聞いていない園が多いなーと感じています)、園にある遊具や関わり方を伝えたりするとても貴重な時間です。

もしかしたら、園生活全体を通しても、こんなにじっくりお母さんと話す時間はないかもしれないですし、お母さんたちも最初は「教えてください!」の姿勢でいるので、大切なことを伝えるチャンスです。

注:あくまでも、子育てをしているのはお母さんたちで、保育園はそのサポートであることを忘れないようにしましょう。私たちはたくさんの子どもと接しているかもしれませんが、その子どものことを一番知っているのはお母さんの方です。「私たちの方が良く分かっている」ではなく、「なんでもサポートするから安心してくださいね」が伝わるようにしましょう。

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