新学期。環境作りましたか? 0歳児
では、0歳児クラス12名のクラス。4月のスタート時点。(内、低月齢児2名)
ここも、1歳児のスタートと考え方は似ていて、一つ一つのコーナーを大きくとります。
小さい子が多くて、まだ一人ではなかなかあそべない状態の子たちが、大人の周りにいることになると思います。
多分、ほとんどの子が泣いているので、いろいろな遊具を提案して、少しでも気がまぎれるようにする日々が続くと思います。ですから、一つの空間の中に大人が一人、子どもが数名いても遊具をいろいろと提供できるような配置を考えます。
子どもを抱っこすることは無理なので(おんぶはしませんよ!!それよりも、ちゃんと子どもたちに遊具を提供したり、視線で「大丈夫だよ、ここにいるよ」を伝え続けましょうね!!!急がば回れ、です。その方が早く子どもたちは落ち着いてくれます)、一人ひとりに遊びを提案し続けます。
最初の頃は低月齢児も高月齢児もなく大人の周りに集まると思いますが、次第に遊べる子が出てくるはずです。
(ここでのポイントも、担当制や日課が毎日同じように繰り返されることです。いつも同じ人が面倒を見てくれて、同じように毎日が繰り返されるので、子どもたちは安心し始めます)
集中して遊べる子たち、動き回る子たち、ずりばいやハイハイを盛んにする子たち、いじり遊び(入れたり出したりのあそび)をする子たち・・・がでてきますが、皆、とにかく目についたものの場所に向かっていき、それを手にとろうとします。ですから、お互いの遊具や遊びに目が向かうとお互いに邪魔し合うことになります。つまり、狭い空間、遊具が一か所にあると、お互いが気になります。
空間を棚で仕切るのではなく、遊具の配置を工夫するようにしましょう。それだけでもお互いのあそびを邪魔し合うことは防げます。
空間を仕切ると、大人のいる狭いところに子ども達が集まってトラブルが多発するので、要注意ですよ!!
空間は広めにとって遊具の配置を工夫する!! ゼロ歳のスタートのポイントです。
敷物もしっかりと用意しましょう。絨毯やマットがあるだけでもちょっと落ち着く空間になります。ただ、全面が敷物だと空間のメリハリがつかないので、必要なところだけに敷くようにします。
低月齢児や午前睡のある子どもたちのためにはベットが必要です。ない場合は、サークルの中に布団を敷くこともできます。
赤ちゃん用のベットを離れたところ(時には別室)に置くところがありますが、赤ちゃんは寝ているだけではなくて起きていることも多いので、そんなに時にちゃんと声をかけたりできるように、あそびの近くにベットを置いてあげることをお勧めします。そうしないと、小さな赤ちゃんの存在はついつい忘れられがちです。
このクラスの場合も、3か月の赤ちゃんがもう少し大きくなったら床におろして遊べるようにすると思うので、本当は、小さなサークルがあると良いでしょうね・・・。(そうすると、赤ちゃんのそばにいつも誰かが付いていなくてもよくなります。サークルがない場合、踏まれないように大人が近くについていることになります)
赤ちゃん達が遊べる空間と、大きな子たちの遊具のある空間も別に作った方が、大人が見やすくなります。子どもは自由に行き来しますが、大きな子たちは自分に合った遊具を選ぶので、自然と高月齢の子たちの空間に向かうはずです。
人形や絵本は、年度の最初はどちらかというとゴロゴロしたり、ちょっと静かに過ごしたい子たちが行ける空間という感じです。次第に、お世話の空間に替わっていきます。
机は最初から配置しておきます。それ以外の空間が魅力的だったら、机の方には行かなくなります。
・・・・
0歳12人の場合、日課づくり、大人の配置も難しいでしょうね・・・・健闘を祈ります(^^;