乗り物大好き!だからこそ・・・

「この子たち、乗り物大好きなんです。よく遊んでいます。」

で、何をしているの?

「線路つなげたり、電車つなげて走らせたり・・・」

で、他には?

「車走らせたり・・・」

で、他には?

「・・・他はしてないかも (^^;)」

・・・ということは、乗り物が大好きかもしれないけど、乗り物でしか遊べない、それも、かなり単純なことしかできない…ってことかもしれないですねー。

乗り物が好きなのはいいことだけど、それだけしかしていなければ、経験の幅がかなり狭いことになってしまいます。

そこをきっかけにして視野を広めてあげられるといいですね。

尾山台みどり保育園 3歳児クラス6月(東京 世田谷区)

「どんな乗り物が、どこを進むかな?」と、乗り物を子どもたちに渡して置いてもらう、とっても簡単な課業。15分ぐらい?

この子たちは、課業が終わっても残ってあそんでいた子どもたち。

いつもはあまり遊べない子も、いろんなことを話しながら、乗り物に載せる人間を持ってきたり、動物を運んできたりして遊んでいたそうですよ。

これは同じクラスの、外あそびをして、入室し、お昼ご飯の順番が来るまでの時間のあそび。

(登園―自由あそび―課業―外あそび―入室・排泄―昼食・自由あそび―午睡。そろそろ毎日体操を入れようかなーと検討中の時期)

何をしているかなーとのぞいてみたら、いろんなものを運んでいる乗り物たちが。

乗り物には何か目的がある(物や人を運ぶ)ってこともどこかで意識し始めているのでしょうね。

ということは、こんな風に、いろいろなものを運んだり、いろいろな種類の乗り物を意識できる物があると良いってことですね~。

最初はあまり意識せずに交通標識を置いて遊んでいたとしても、何かがきっかけで「あ、これ見たことある!」と気がついたり、道を歩いていても「あ、交通標識!」とつながるかもしれません。

子どもたちがいろんなことに気が付けるきっかけ、たくさん提供してあげてくださいね!