保育の条件

クリスマスの時期のハンガリーの保育園で。

なんと、本物のクッキーのお家(^^

クラスに置いたら子ども達が楽しむだろうな―と思って、作った保育士さん。

こんな壊れやすいものがクラスにあっても、丁寧に扱える子ども達。

たったこれだけの場面でも、たくさんのことが分かりますね。

キツネさんには何が見えているんでしょうね~(^^♪

この写真を子どもたちに見せて、キツネさん、何見ていると思う?なんて言っているかな?と聞いてみたら、面白いかも。

クラスにはクッキーの甘い香りが漂い、段々とクリスマスが近づいているのを知らせてくれます。

(ちなみに、市販のクッキーとアイシングなどなどを使えば、日本でもお菓子のお家はできますね!楽しそう(^^♪)

・・・・・

絶対に出てくるだろうなと思った配置基準問題は、やっぱり、言われ始めていますね。

確かに、幼児30人に大人一人は少なすぎる。今は大変な子どもも多いし、きちんと子どもの発達を保障しようと思ったら、幼児の大人の配置は考えた方がいいとは思います。

でもですね、保育が良くなるための条件は大人の数だけでなくて、それ以外にもたくさんのことがあります。

まず、一番は生活の枠となる日課が考えられていること。子どもたち一人ひとりが、自分のテンポで、自分の発達に合わせて行為したり、活動したりできる時間の流れがクラスに合わせて考えられている子と(何もかも一斉にするのではなく。とは言っても、いつでも何でも、好きなことを好きなまでするわけではないですよ!!ここ、一斉保育を崩し始めた時に勘違いされやすいところなので要注意です。)

遊ぶための環境が整っていること(遊ぶためのある程度の続いた時間がある?遊ぶための場所がある?遊ぶための道具や遊具がある?)。

そして、子ども達の発達を見て援助できる大人がいること!!

大人が多ければ多いほどいいわけではなくて(もちろん、既定の人数は必要ですが)、きちんと子どものことを理解できる大人が必要なわけで、ただでさえ保育士不足で、保育士になってはいけないような人たちまでをかき集めて保育をしている現状で、保育士を増やそうとしたら一体どうなるのか・・・

どうなるんでしょうね??

保育士養成も定員が集まらなくて経営が成り立たなくなってきているぐらいなのに。

もし、保育士になりたい学生が急に増えたとしても、虐待が起こらないようなシステムを教えている養成学校なんて、あるのかなー???

保育士の仕事がどれだけ大変か!とアピールしているのを見ると、確かに責任もあり、難しい子どもも親も、そして、大変な同僚も増えている中での大変な職場であるのは本当に理解できるのだけれども、それでも、同じ条件で天と地ように差のある保育をしている園を各地で見ているので

「ちょっと、まずはあなたの職場を見せてもらえますか?」

とおじゃましたくなってしまいます(^^;

今すぐにできることもたくさんあって、特に乳児なんて、大人が多いと逆に面倒だなーと分かるはずなんだけどな・・・と。

本当にすぐに変えないといけないのは、何よりも保育士養成の中身(だって、例えば、乳児保育に関する講義、1週間に何時間あって、何を習います?)。ここが改善されなければ、保育士免許自体にあまり意味はない。

そして発達の専門機関との連携システム。発達に課題のある子ども達を見て、保育園の助言できる専門家も不足しているはず。

誰かちゃんとした立場の人たちが、広い視野で保育全体を考えてくれているといいなーと思うのです。