不適切保育の基準
一年の最後に「不適切保育」という言葉が飛び交うようになるとは、何とも悲しいですね。
厚生労働省が調査を始めたと言っても、自己申告のこの基準では、園の感覚の違いで申告の差が出るのではないかなーと想像しています。
分かりやすい不適切保育の基準って何だろう?
と考えていて、一番に思い浮かんだのが「室温」でした(^^;
「乳児の子どものいる高さの室温」「子どもが寝ている場所の室温」「トイレの室温」を調べたい。
何しろ、この時期の園(幼稚園、保育園、子ども園に限らず)は、園によってはとにかく寒い。
「体を冷やしてはいけません」というのは大人の女性の常識ではなくて、子どもにも同じくですね。
他にあげるとしたら
「外で自由に動いて遊べる時間(歩ける乳児の場合、散歩カートでの散歩ではなく)、室内で遊べる時間の長さ」(細切れな時間を合わせたものではなく、一続きの時間)
「室内にある、子ども達が自由に使える・手に取れる遊具(ストックの数)」
「屋外にある、子ども達が自由に使える運動遊具。園庭の広さ」
「一日の中での各場所の大人の配置数」(必要な時間帯に、必要な場所に大人がいるのか。つまり、必要な時間・場所と不必要な時間・場所での大人の配置に変化があるのか)
もし、こういったことが考えらえて保育をしているのなら、子ども達の発達にも配慮しようと努力しているはずなので、不適切保育は発生しにくくなっているのではと思います。
何より、こういったことを考えながら保育をしようと思ったら、園長や主任がクラスや保育士を見て、必要であれば援助したり、指導したりしているので(関わり方や言葉がけも含めて)、不適切保育が行われる土壌は育ちにくいはず。
後は、行事内容!!
具体的に、何歳児がどんなことをしているのか。これも絶対にチェックしたいポイントです。行事なんて、まさに不適切保育そのものの園が多いはず。
要は、子ども達の発達や個々のテンポを尊重しながら、子どもと関わる大人としての学びを積み重ねながら保育をしましょう、ということで、きっと、このホームページを訪れて下さっている方は大丈夫ですね♪