机上あそびの視点
「乳児の机上あそび、どんなものがあったらいいですか?」
よく受ける質問ですが、具体的な遊具名を教えてもらってそれらを揃えていくのでは、自分たちで考える力はつきません。
2歳児の保育室にあった棚。ここにある遊具がどんなことを発達させるか、考えてみてください。
もしくは、子どもが遊ぶ中で、どんなことに気が付いたり、試したりできると思いますか?
色、形、大きさ、手触り、素材、方向、平明―立体、いろいろなテーマ(動物、動物の住む場所、乗り物、洋服、食べ物、も音物の関係)、テーマによるグループ分け・・・・
子どもが遊ぶだけでなく、大人がそばで会話をしたり質問することでも、子どもにとってはより楽しいものになり、大人にとっては子どもの発達を知り、働きかける道具になります。
そんなことを遊んでいる中でも、微細運動をし(手をつかい、目をつかい、体のバランスをとり・・・)、手と目の協応がされ、あそびのルールを学び、言葉を発し、考え…とたくさんのことを練習しています。
“このおもちゃじゃなくてはダメ!”ということではなくて、”この発達を促すためにはどんなものがあるといいかな…” ”ほかにどんな方法があるかな・・・・”と、そんな力とバリエーションをつけていきたいですね。