こんなところにチョコレート!
今日(1月6日)はツリーを片付ける日。
ツリー飾りやクッキー、そして、チョコレートの包み紙をとっていたら、中身の入ったチョコレートを発見!
ツリーに飾ったクッキーやチョコレートは、本当は今日まで食べてはいけないらしいのだけれども、みんながこっそり、もしくは堂々と食べるので、手の届く範囲のクッキーはほとんどなくなり、チョコレートといえば包み紙だけが、まるで中身が入っているかのように残されていく。
最後にはみんなで真剣にチョコレート探しをして、もうないと思ったのに、一体どうやって隠れていたのでしょう??
今年は、日本の両親と弟家族(弟は仕事)がやってきてくれて、とってもにぎやかな、そして楽しいクリスマスとお正月だった。
姉弟して国際結婚をしていて、弟の奥さんは中国人で、私の夫はハンガリー人。
それぞれの常識が、お互いにとっては常識ではなかったりするので、二か国だと単なる比較になるのだろうけれど、これが三か国になると、どうでもいいかという感じになってくる。
「お姉さん、ソーセージ入れたらどうですか」
大晦日に太巻きを作ろうと思っていたのに、メインの中身がシーチキンしかないことに気がついて困っていたら、弟の奥さん、Yさんがあっさりと言った。目の前には、大晦日になくてはならないソーセージが山盛りになっていたのだ。
「え、太巻きにソーセージ!?ソーセージ?? 美味しいかな??」( ← 頭の中で、酢飯とその他の材料、そして、ソーセージの味を混ぜてみるのだが、どうにもしっくりきていない)
「色、きれいですよ」
「たしかに」
ということで作られたソーセージ入り太巻きは、意外にとても美味しく、わが家の年末料理・定番の仲間入りとなった。Yさんの日本料理には意外なものが入っていて、それがいつも美味しく、関心させられる。料理のセンスが良いことにプラスして、固定概念がない強味だろう。
31日は夕方の6時からあちこちで花火が上がり始め、夜中、12時を過ぎると花火はピークになる。ここは戦場かというぐらいの音と光で怖いぐらい、それはそれは見事な眺めとなる。
「中国のお正月もにぎやかなんですよ。こんな感じ」とYさん。
静かな日本のお正月が懐かしい私と、にぎやかな中国のお正月が嬉しいYさんが、ハンガリーで花火を眺めている。世界のあちこちで、いろいろな思いをしながら、家族や子どもの頃を思い出しながら、人々は大晦日を過ごし、新年を迎えるのだろう。
今年は、ハンガリーに来て初めて、かなりまともに近いおせち料理が元旦の食卓に並んだ。そして、それを囲んでいるのは日本から来たメンバーで、わが家の子どもたちは家にもいない。大晦日のどんちゃん騒ぎから帰っていないのだ。
ツリーの片づけをしながら、子ども達が大きくなって、また小さな子ども達が加わるようになり、やっとクリスマスを本当に楽しめるようになったことに気がついた。
これが齢をとるということなのだとしたら、悪くはないですね。