自園で虐待はないと言いきれますか?
大阪での虐待死の事件を知り、暴行を加えた大人たちに憤りを覚え、何とかならなかったのかと児相や周りにいたであろう大人たちを非難した保育関係者は日本全国にいたと思う。
でも、その中に、保育園で行われていることとどこか似ている・・・と思った人は、どれだけいただろう。私は、この虐待の方法を読んだとき、まず、そう思ってしまった。
躾と称して、できないことを強いる。できることを確実に増やしていくのではなくて、できないことを。そして、失敗すると怒る。
子どもにできない運動を強いる。できなくて当たり前のことなのに、失敗すると叱咤される。みんなの前で辱められる。
本来の教育では、両方ともあってはならないことだし、もちろんこれらは教育ではない。
もちろん、子どもの権利にも反する。
虐待の問題がここまで深刻になってきている今、保育関係者は、まずは、自分たちにできることを考えなければいけない。
それは、「虐待が分かるように、毎日一回服を脱いでのチェックを行う」とか「気がついたら通報する」ということ以前に、
自分たちは果たして本当に虐待に近いことをしていないのか
自分たちは、親たちに、本当に子育ての見本となるような関わりを示せているのか
を真摯に考えることではないだろうか。
・・・真摯に考えてほしいと思うけれど、考えている方たちはきっとこのページを見てくださっているのですよね。
考えてほしい園ほど、このページとは遠いところにいるのだろうなと思うと・・・どうしたらいいのでしょうね。