雪が降ったから・・その①

ことし初めてのハンガリー研修は雪でスタートしました。

大喜びなのは子どもたちだけじゃないみたいですね。後ろのそりに乗っているのは、先生(^^

乳児さんも完全防備で外に出ていました。もこもこで動きにくいけど、冷えないように、出ているのは顔だけ!

秋から冬にかけては天気が悪いことが多く、研修があっても外への流れが見れないことがある(雨、霧、雨の後で地面がドロドロ、気温が低すぎる・・・)。

でも、雪の日は外に出れるし、何しろ一人ひとりをこのもこもこ状態にするところ、もこもこを脱がせるところを見れる!つまり、保育士さんたちにとってはかなりな重労働なのだけれど、これも子どもたちにとっては大切な経験。一人ひとりに丁寧に・・・がここでも見られると、本当にすごいなーと、何度見ても感心してしまう。

ぬれて脱がしにくい靴・・「汗をかいているから脱ぎにくいね、かかとをぎゅっと押してみて、私も手伝うわね」

新鮮な外気の中にいたのともこもこ状態で動いたので疲れてぼーっとしている子たち・・「疲れたね、自分で脱げるかな?私が手伝った方が良い?とっても疲れたみたいね、お昼ごはん食べて、お昼寝しましょうね」

まだ言葉がそれほど出ていない子にも「何してあそんだの?雪は冷たかった?暖かいマフラーをしてきたのね、とってもきれいな色よ」と声をかけている。子どもの方は先生の顔を見たり、マフラーを眺めたり、外を指さしたり・・・まさに、応答的な対話がここにある。

決して「大変、大変、早くしないと!!」感のない空間。

子ども達が急がされていたり、できないことを無理強いされて怒られたり、嫌な思いをしていたり、悲しんでいる姿のない保育室。

それは、子どもたちがクラスの友達が急がされていたり、怒られていたり、悲しんでいたり、嫌な思いをしている姿を見ないですむ環境。

こんな保育園があったらいいな・・・を見せてくれる保育園と保育士さんたちに心から感謝です。

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