スプーンの持ち方!!
今、「改訂版 より丁寧な保育を・・・」を見ていたら間違いが‥‥(涙)
P6のスプーンの持ち方のところ。下から三行目の
「下持ちから→三点持ちの流れにします」
これ、「上持ちから→三点持ちの流れにします」です。
つまり、上持ちの次は、三点持ちです。下持ちの時期はないです。
皆さんも下持ちで食べてみると分かりますが、どー頑張っても食べるの無理です。いったいどういう流れで下持ちというのが出てきたのかなーと不思議ですが・・・。
3歳ぐらいまでは上持ち(上握り)で食べる子はまだまだいます。次第に、全身の動きや微細運動が発達していくことにより、指をそれぞれ動かせるようになっていきます。空間感覚も育っていき、三点持ちができるようになってきます。
自然に上持ちから三点持ちに変わっていく子もいますが、きっかけがない(気がつかない)ままになっている子もいるので、上手に色鉛筆やペンを持つなー、上手に手先を使ってのあそびをするようになってきたな―と思ったら、時々、三転持ちを提案してみてください。
あくまでも提案で、無理強いすることなく、次第に三点持ちで食べる時間が長くなっていく・・・・というイメージです。
器用な子たちの中には早い段階で三点持ちになる子もいますが、個人差が大きいので、一人ひとりのあそびの姿なども見ながら、必要であれば、あそびの中で援助をしていきます。
これ、台所や机上でスプーンを持ったあそびをすすめる、という意味ではないですよ!!
運動あそびや構成あそび、机上あそび、いろいろな遊びをしていれば自然と全身と微細の動きに働きかけることになります。空間や方向を意識するようになります。
「スプーンを上手に持てないからスプーンを持つ練習」ではないので、そこ、勘違いしないようにしましょうね!!