収集コーナーのバリエーション
幼児クラスは収集コーナーを作っていますか?
いつも置いてある遊具とは違って、子ども達にとってはプラスの知的刺激にもなるので、ぜひ作ってみて下さい!
収集コーナーはその時々のテーマに関したものを集めてある空間です。
例えば「体」が大きなテーマの時期は、体の中でも特に取り上げたい内容をいくつか選びます。
これを小テーマと呼びます。
例:「体の部分」「感覚器官」「動き」「健康と病気」「成長」などなど
でも、テーマに関することをその年に全部とりあげようと思わなくても大丈夫です。
というのも、例えば「健康と病気」は、職業のテーマでも取り上げられます。
「感覚器官」は素材のテーマの中で、いろいろな素材でできているものを五感で経験する中で、「成長」は家族のテーマの中で取り上げられることができます。
ですから、今年は「体」(大きなテーマ)の中で小テーマとして「体の部分」「感覚器官」「成長」を取り上げよう、と決めることもできます。
収集コーナーを作る時は、この小テーマに合わせて作るといいと思います。
体のテーマだからと、身体に関することを全部、一度に出してしまうと、収集コーナーが一ヶ月間同じでつまらないコーナーになってしまいます。
「体の部分」の週は、全身鏡や身体の部分を意識するような道具(その部分で使うもの、身に付けるものなど)を置いたり、「こんな格好をしてみて」といろいろな動きをしている写真を貼ったり(写真を見ながら真似をすることで体の部分を意識します)・・・。図鑑や絵本も置けますね。
「感覚器官」の週だったら、五感を使って遊べるものをたくさん置くことができます。視覚、触覚、聴覚、嗅覚(味覚は自由に‥と置いておくのは難しいですが)。
成長だったら・・・長くなるので省略しますが、くるみの冊子とおたよりのあちこちに載っているので、参考にしてみて下さい(^^
収集コーナー、いろいろな形で作れますが、部屋に余裕があるようならこんな感じで、ちょっとした空間にしても面白いですね。
子どもの後ろの棚には絵本やテーマに関する遊具も揃えてあります。
こちらは、素材のなかの「布・毛糸・糸」などが小テーマの時の収集コーナーです。
ミシンや折り機、刺繍の作品や織物、編んだものなのも置いてありますよ。
古い折り機やレース織の道具が置いてあったり。
すぐそばの制作の机には、もちろん、布や毛糸を使っての描画制作のアイデアが用意してありました。
こんなコーナーがあれば、日常生活では見かけないものを経験することができ、それに関する言葉や知識も得ることになりますね。
難しく考えすぎずに、ぜひぜひ、試してみて下さい♪