おむつ交換、どこで?どんな風に?
おむつ交換を、どこで、どんなふうにするのが良いのでしょう?という質問が届きました。
皆さんはどうされていますか?
単純に考えれば、おむつ交換台があった方が、おむつは替えやすいです。
子どもの目の高さでおむつ交換や着脱ができるので、大人も見やすいです。
腰が痛い人たちにとって、床でのおむつ換えはかなりしんどいですし、膝が痛い人たちにとってもきつい姿勢です。
もしくは、腰を痛める要因としては「腰をかがめる」がトップのはず。
園にいるのは若い保育士だけではないですし、特に0歳児クラスなんて、年齢の上の職員が多くないですか?
それを考えると、まず第一に、保育士の身体を守るという意味で、おむつ交換台は使った方が良いです。
…だんだんと、腰が痛い、膝が痛いという年代の気持ちがよく分かるようになってきました(^^;
(マイバ乳児保育園 きれいですね~~~~トイレとは思えない空間、空気感です)
よくあるのは、子どもを立たせると怖い、というもの。
もし、体の大きな子を立たせた時に自分が対処できないかもと感じるのなら、おむつだけを履かせて、ズボンをはかせるのは椅子でという方法もあります。それも怖いのであれば(もしくは、それをさせるのが怖い保育士であれば)、床のマットや椅子を使うことになります。
便が出ている時は、できたら寝かせてきれいにしてあげた方が良いですが、普段から寝かされていない子であれば、抵抗するかもしれませんね・・・それに、便の時は、できるだけおしりを洗ってあげてほしいですが・・・。
おしっこだけの時でもおしりを洗っている園は日本でもあるので、決してできないことではないと思います。拭くだけでは便はきれいになりませんし、何よりもすっきり感が全然違うはず。ここは手をかけてあげたいところです。
でも、例えば、沖縄は本土よりも早い段階で毎日のシャワーが日課に入って来ます。つまり、毎日おしりを洗ってもらえることになります。ということは、おしり洗いのシャワーは基本的には毎日できる、できないことではない、ということになりますね・・・・。
(ハンガリーのブタペスト14区の乳児保育園では、おむつ交換ごとに、毎回必ずおしり洗いが入ります)
1歳でおむつ交換台がなかったり、役所からのお達しで立っておむつ交換をするようにと言われている地域(多いのは東京‼!何でですかね??)だと、座ってのおむつ交替さえもできないので、バランスをとるのがやっとな子がふらふらしながらおむつを交換をすることになります。でも、(当たり前ですが)子どもによってはおむつ交換台やマットを使って替えるあげた方が楽なはずなので、そこは園でも工夫したり、考えるようにしましょう。(・・・・こういうしょうもないお達しをそのまま受け入れないで、子どもの発達的に無理なこと要求してますよね?と園としても言ってほしいです)
どっちがいい、どれが正解ということは言えないです。だから、ブログにこう書いてあるから交換台を使おうね!!とはしないようにしましょう。
園の環境条件や職員事情によってもいろいろで、いくら良いとは分かっていてもできないこともあると思います。
おむつ交換も含めた日課の流れがスムーズになるように組めているか、物の配置は上手にできているか(無駄な動きがないような動線、物の配置)、大人の役割分担は上手くいっているか・・・などなども、合わせてみてみて下さいね。